秋、酣。霜月。地球温暖化現
象と云われるなかでも、農事の
折り目の霜月では、収穫が完了
し、一年間の労働から解放され
る喜びの月として迎えられる。
宮中では「新嘗祭」を催し、
天皇が収穫されたばかりの神聖な
稲を神に供え、感謝する祭祀を営む
(11月23日)。この日を国民は勤労感
謝の日とし勤労を尊び、生産を喜び
共に感謝し合う趣旨の国民の祝日と
している。
欧米、特に米国でもこの時期「ハ
ロウィーン」で戸口に悪魔除けの
南瓜を掛け子供達は「Trick Or
Treat」と云って楽しく菓子を
ねだって廻り、それが終わると
十一月第四木曜日の「収穫感謝
祭 Thanksgiving Day」を祝う。
秋のこのような楽しい祝いの
時は、冬を迎える為活力を吹き
込む神事という役割もあるよう
だ。
学校でも同様に、二学期は一
年間の活力を吹き込むような行
事が多いゝ。
高二の中国研修=日本文化の
淵源を辿り、現代中国を確認す
る=、高一は長崎平和研修=世
界唯一の被爆国としての平和の
学習=、中三の奈良、中二の会
津若松、そして中一の南房総と、
研修地を課題として、精一杯活
力を得て来た。
そして、生徒諸君の「知的生
き甲斐」を求める「読書週間」
が秋に催される。十月二十七日
の「文字活字文化の日」から二
週間。今年の標語は、「君と読み
たい本がある」。
「読書」 の「読」 は、「声を出
してよむ」 の意。たまには朗々
と声を出して、友と読むのもよ
いだろう。欧米でも、朗読は学
校でよく行なわれている。
今秋、全国学力、学習状況調
査の結果が公表された。学力調
査の結果本校では学校平均が
95%前后であった。又学習状況、
日常生活の調査結果は中中面白
いものがあった。学力について
は何の問題もないが、80項目に
及ぶ意識調査は参考になるもの
があった。詳細はこれから分析
の上報告し生かしていきたい。
さて、英語(小学校)で話題
となった「学習指導要領」改訂
の詳細が十月末明らかになった。
「生きる力」という理念の共有、
基礎的基本的知識技能の習得と
活用、思考力・判断力・表現力
笥叫薗劇、学習意欲の向上と学
習習慣の確立、等が学校教育の
目標として示された。
加えて二十一世紀を、知識情
報技術が活動の基盤となる「知
識基盤社会」 の時代と考え、そ
の為に学習も、明治以来確立固
定している教科の壁をのりこえ
た、教科横断型の考えを全ての
教科に導入しようと試みている。
そのキーワードは、「言語活動
の充実」「体験活動の重視」そし
て「総合学習の活用」。
国際化される社会での活動力
を前提として、「我が国や郷土の
伝統や文化を受け止め、継承発
展させる為の教育」が提言され、
又ユネスコ (教育、文化、科学
の分野を受けもつ国連の機関)
が世界に求めている「持続可能
なsustainab訂社会の構築」とい
う新しい目標が加えられている。
これについては次回詳述したい。
二十一世紀はまさに「自調自考」
が求められているようだ。
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