えんじゅ:211号


聴く力読む力

副校長 松井
  


   

 ご入学おめでとうございま す。この約一ケ月の新しい生 活はいかがでしたか。オリエ ンテーションから始まり、諸検 査、勉強それに部活動など忙し い日々であったと思います。そ の中でのあなたの感触は良かっ たことを願っています。
 さて、入学してから、いろい ろな場所で、いろいろな人から 本校の教育目標を聞いていると 思います。その一つ。自調自考 は、話だけでなく、教室などい ろいろな場に掲示されているの で覚えたでしょう。この目標を 日々の生活の中で実践し身に着 けていくのですが、ここで注文 があります。
 まず、「聴く力」「読む力」を 着けて下さい。話者の言ってい る事の真意を聴き取ることで、 余分な音声に気をまわしてはだ めです。耳を傾けながら心の中 で対話してほしいのです。なる ほど。そんなことあるの? わ かった。この心の中の対話とと もに、話しやすい雰囲気を作る ことも重要で、私語はもちろん のこと、大きな物音も遠慮した いものです。話の流れで笑った り、うなずいたり。授業中も、 こうあってほしいものです。
 次に「読む力」。本を読むこ とからいろいろな知識や情報を 得ることは多く、自身の生活上 欠く事ができないものです。と ころが、授業では、意外にこの 読むことが疎かにされていて、 文中に書かれた注意を見落して いる場合が多いのです。せっか く答を導き出しても、必要な条 件を見落としては何んにも成り ません。いろいろな本を読んで、 読む力を育てて下さい。


最初の志を大切に
            高1学年主任 高橋


 高校生になって一か月が過ぎ ようとしています。授業、部活 動、友人関係など、新しい学校 生活にも少しずつ慣れてきたの ではないでしょうか。高校生に なるときに、誰もが大なり小な り目標や夢を抱いたと思いま す。今後もその目標や夢をぜひ 持ち続けてください。目標や夢 は大きければ大きいほど達成す るのは困難であり、多くの努力 が必要となります。しかし学校 生活に慣れるにつれて、物事を 始めた最初のころの新鮮な気持 ちや素直な気持ちが薄れてしま うことがあります。そんな時に は、自分の生活を振り返り、も う一度最初の志を思い起こして みてください。何事も始めるの は簡単、止めるのも簡単です。 最後まで根気よく継続すること が大事なのではないでしょう か。最初の志を忘れずに努力を 続けていれば、きっと目標や夢 は実現すると思います。この三 年間でしっかりと大地に根をお ろし、枝を張り、素晴らしい花 を咲かせて欲しいと思います。

 

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平成20年(2008)7月7日改訂