えんじゅ:214号


えんじゅ祭
第24回


 

 去る9月13日(土) 14日(日) の二日間にわたって、毎年恒例の 椀祭〜文化の部〜が開催されまし た。  本年度も史上二番目となる、 一万一千人を超える入場者を集 め、この祭が、千葉県の高校の主 催するイベントとしては最大規模 のものに成長したことがはっきり と分かりました。今後もこの椀祭 を更に大きなイベントに成長させ ていきたいと思います。  文化祭当日は小雨の降るときも ありましたが、幸い大きく天候が 崩れることなく、生徒たちは、夏 休みから時間をかけて準備してき たものを多くのお客様の前で披露 することができました。  普段の授業の時間では味わえな いような、多くの仲間たちと協力 して一つのことを成し遂げる喜 び。この何ものにも代えがたい感 動は、生徒一人一人にとって、大 きな糧となっていくはずです。そ の意味でも、文化祭という学校行 事の果たす役割は大変大きなもの であると言えるのではないでしょ うか。  今年も、感動と熱狂の中で幕を 閉じた「えんじゅ祭」その模様を 生徒部と、文化祭実行委員長の方 から報告してもらいたいと思いま す。


協力という「和」
            高校文化祭実行委員長 河原


 文化祭実行委員は、祝祭のた めに頑張ってきた。テーマを決 め、企画審査をし、パンフレッ トを作り、当日も来校者の出迎 えをした。高校執行部は四月か ら毎日最終下校まで粘って粘っ て委員会を運営した。この委員 会は、書き尽くせないほどの活 動をしてきた。中学一年生から 高校三年生までが協力してひと つのことを成し遂げる、こんな 機会はめったにないはずだ。  そんな活動が好きで、私は五 年間文実を続けてきた。委員会 を引っ張っていく先輩方にあこ がれて、中学でも委員長を努め させてもらった。とてもいい経 験ができたと思う。協力するこ との大切さ、協力しなければ作 れないものをたくさん知ること ができた。他の委員も生徒も、 文化祭を通じてそんなことを感 じられただろうか。クラス活動 でも部活動でも、協力するこ との良さを感じてもらえたなら ば、文化祭運営を担った文実は 報われる思いだ。  また、文化祭に協力したのは 文実だけではない。整美委員も 保健委員も、文化祭を良くしよ うとしてくれた。委員関係なく 木材整理を手伝ってくれた生徒 や、英訳をひきうけてくれた生 徒がいた。ダンボールを提供し てくれたお店の協力もあった。  そして全校の先生方の協力が あった。特に生徒部の菅野先生、 中村先生、若井先生、佐藤先生、 沢崎先生には、多大な協力を頂 いた。  感謝してもし尽くせない協力 をたくさんの人からもらった。 本当に本当に、心からの感謝を したい。  全員の協力をまとめる委員長 という立場で、協力の 「和」を ひしひしと実感することができ た文化祭になった。開会式に 「和」 の字を掲げた北京オリン ピックと同じく、文化祭のテー マに「和」を掲げた祝祭は大成 功に終わった。  最後にもう一度、私に文実の 活動を教えてくれた中川先輩、 山岡先輩、一緒に活動してくれ た執行部をはじめとする委員の 皆さん、活動を後押ししてくれ た先生方、祝祭に力を貸してく れた全ての方、ありがとうござ いました。  たくさんの人が支える文化 祭、「和」 の根祭を成功させる ことができて、本当に幸せだ。

 

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平成20年(2008)10月7日改訂