えんじゅ:222号
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![]() 全校あげての最大イベントであるえんじゅ祭。9月に開催される文 化の部に先駆けて体育の部「スポーツフェスティバル」が六月二日(火) と三日(水) の二日間に渡って開催されました。 生徒が主体となって企画・準備を進め、当日も審判や全体の運営を 自分達で進めていく。まさに渋幕らしいスポフェスが実行委員 と体育委員の手で今年も創り上げられました。 当日は中高合わせて六学年分のエネルギーがグランドに体育館にと 満ちあふれ、夏を前にひときわ熱い数々のドラマが繰り広げられてい きました。何と言っても最大の盛り上がりを見せたのは、スポフェス 最後を締めくくる「全校色別対抗リレー」。 総合優勝の行方をこの結果に委ねた応援生徒や先生、そして訪れた 沢山の観客といった全ての目が集まる中、赤組のアンカーがゴール テープを切って今年のスポフェスが幕を閉じました。 総合優勝・‥青組 (3連覇) | ||
考えてみると、渋幕の行事は 特殊なのかもしれない。これは 入学した頃から思っていたこと だが、もしや自分の方がおかし いのでは、という思いから今ま で言えずにいた。自分がそう 思ったのは、ひとえに渋幕に 入って以来「予行演習」をやっ た記憶が殆ど無いことに起因 する。 自分の小学校では、大きな行 事があれば必ずと言っていいほ どリハーサルも行われた。運動 会、文化祭 (らしきもの)、音楽 祭、卒業式、etc…。運動会な どは種目のリハも何度も行い、 観客以外は本番と大差ない程の 規模だった。そのため、リハー サルの殆ど無い渋幕の行事に対 して、スムーズにできるだろう か、失敗しないだろうかという 不安を抱いていた。特にスポ フェスについては、慣れないま ま終った一年目、怪我で参加で きなかった二年目と、不安を払 拭しきれずに三年目を迎える事 となった。 そして迎えた本番、自分の心 配は杞憂に終った。 初日の球技大会から最後の対 抗リレーまで、手を抜いた者は 一人もおらず、皆が真剣で、皆 が一生懸命で、皆が全力だった。 どの競技も、出場者は勝ちを掴 み取ろうとぶつかり合い、応援 は声を枯らして声援を送る。誰 もが最善を尽くしていた。 自調自考の精神だけでなく、 短期間で団結できる協調性、ポ テンシャルの高さ。今回、渋幕 のそんな凄さを肌で感じられた と思う | ||
今年のスポフェスも大変良い
ものでありました。雨が降るこ
とも無く、大事故が起こること
もありませんでした。そして何
よりも盛り上がれたというのが
良かったと思います。これも生
徒一人一人のスポフェスへの思
いによるものでしょう。
…といった良い感じのことを
もう少し書き連ねて終われたら
どれだけ良かったでしょうか。
このような場で苦言を呈するこ
とに多少の躊躇を感じつつも、
この際なので言わせてもらいた
いと思います。
まだ皆さんの記憶にも新しい
であろう綱引きのことです。
ルール違反が露呈して失格にな
るという前代未聞のことでし
た。その当事者たちが何を思っ
てそのようなことをやったのか
は分かりませんが、一つだけ言
えることがあります。そのよう
な行為は一生懸命に準備してき
た体育委員の、あるいは競技・
応援していた生徒の心をふみ躙る
ものであるということです。
これからはこのようなことが起
こらないように後輩の皆には意
識してもらいたいと思います。
最後になりますが、早くから
準備をして、当日も円滑に運営
してくださった実行委員をはじ
めとする体育委員の皆さん、先
生方、応援して下さった保護者
の皆様、お疲れ様でした。来年
以降も良いスポフェスになるこ
とを祈ります。
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平成21年(2009)7月6日改訂