えんじゅ:236号
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十一月二十六日、恒例の模擬裁判が行われました。模擬裁判は今年で十五回目を数える本校伝統の行事です。毎年中学三年生を対象とし、東京弁護士会所属の弁護士の先生方にご指導いただいています。 今年扱われたのは殺人未遂事件。しかも、捜査段階で一度は自供した被告人が、裁判では否認に転じるという難しい裁判でした。生徒に与えられた配役は、裁判官五名、検察官・弁護人それぞれ十名、刑務官一名、廷吏一名。立候補した生徒たちは、中間考査終了後から、連日昼休みや放課後にミーティングを行い、入念な準備を行いました。また、十一月十九日には、弁護士の先生方にご来校いただいて、リハーサルを行いました。配役の生徒は分からないことを先生方に質問し、多くのアドバイスをいただいて、本番に備えました。 配役以外の生徒は、公民Aの授業で模擬裁判資料を読み込み、検察官・弁護人それぞれの立場から、内容を検討しました。 そして本番。模擬裁判のハイライトは、証拠調べでの証人尋問と被告人質問です。検察官・弁護人ともこの日のために自分たちで考えた尋問・質問を行い、証人・被告人の発言内容に合わせてその場で判断しながら質問を続けました。誘導尋問・誤導尋問に対しても積極的に異議を出し、白熱した裁判になりました。 今年は検察官・弁護人の主張が拮抗した裁判だったため、裁判官の判断も分かれました。判決は被告人有罪でしたが、裁判官五人中三人が有罪、二人が無罪という判断でした。なお、陪審員として参加した、配役以外の生徒の判断は、有罪一〇九、無罪一三五で裁判官とは逆の結果でした。 模擬裁判を終えた生徒たちからは、「裁判員になって実際に判決を出すのは難しいことだと分かった」、「これを仕事にしている裁判官、検察官、弁護士はすごいと思った」などの感想が寄せられました。 | ||
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《学校表彰》 ●前号の訂正とお詫び 235号にて、写真の説明で「月檀中学」とありましたが、正しくは「月壇中学」でした。 訂正しておわびいたします。 | ||
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平成22年(2010)12月21日改訂