えんじゅ:269号
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二月二十六日の開校記念日を控えた二十五日、恒例の開校記念講演会が実施されました。今年は、裏千家第十五代前家元鵬雲斎千玄室先生を講師にお招きし、お話を拝聴することができました。
千玄室先生は、ユネスコ親善大使も務められ、「一盌からピースフルネスを」という理念を掲げられ、国内ばかりでなく、世界中を巡って茶のこころを広め平和を訴えられています。
やっと春の息吹と暖かさが感じられたこの日、本校の茶道部のお点前による一服を召しあがりになった後、講演会に向かわれました。
講演は、非常に人間的に幅の広さを感じさせる内容であり、お茶の世界だけでなく俯瞰的に世の中を見ている感じのお話で素晴らしいものでした。
先生は、優しい語り口でご自身の経験や茶道を通して、人の在り方、生き方を語られました。
学生の頃には、独自で勉強していかなければならない気運があったこと、知・徳・体の中で徳を磨くことの大切さ、切磋琢磨して自分を磨き、是非海外に羽ばたいてほしいとお話されました。また、海軍入隊経験があり、死を意識して出撃命令を待った日々のこと、その極限の日々の中で点てたお茶のこと、平和の大切さを説かれました。
「高校時代何をやっておくべきか」という生徒の質問に、
①自分で納得して学問せよ
②絶対にあきらめるな
③受験の時は無心になれ
という実体験に裏打ちされたお言葉をいただきました。
馬術部に所属し、オリンピック候補にもなったという先生は、今年九十一才になられるとは思われないパワーで講演され、生徒達も、何か懐の広いものに接する機会を得て共鳴したという印象でした。
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えんじゅ:269号
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十二月の北京、厳しい寒さと乾燥の中、収穫の多い八日間であった。懸念された大気汚染は、短期滞在で健康に重大な影響を受ける程ではないと感じた。研修期間中に首相の靖国参拝が報じられて焦ったが、現地ニュースでの白熱した報道とは対称的に、街の様子から雰囲気の変化を感じ取ることは出来なかった。
こちらの不安をよそに、四名の参加生徒たちは伸び伸びと異文化交流を楽しんでいた。月壇中学の生徒と寝食を共にし、文化的な背景の違いを超えて、心が通じ合う喜びを感じたようだ。また、留学や仕事で北京在住の日本人との懇談を通し、直に触れ合うことでしか得られない質の高い情報の大切さを実感したようだ。
出来るだけ多くの生徒に参加してもらいたいプログラムだ。
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えんじゅ:268号
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今年の高一ベトナム研修は、幕張の生徒十名と渋谷の生徒十八名の計二十八名の参加のもと実施された。事前の学習会では、ベトナムの地理や歴史、日本との関わり、ベトナム語などを学習し、異文化へのイメージを膨らませ出発した。
この研修では、ホームステイをする機会はなかったが、現地校の生徒の家庭へ訪問をする機会が設けられ、ベトナムの生活を一般的な家庭から垣間見ることができた。参加した生徒たちは、日本とは異なる文化や生活習慣に驚きながらも一つ一つの経験を心に刻んでいた。滞在はわずか四日間だったが、実りある研修になった。
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