えんじゅ:281号  


2015年度入学式(1)

 

  2015年度入学式


 入学式を終えてからひと月あまりを経過しました。  桜の季節から若葉の美しい季節にと景色も変わりました。  気が付けば衣更え、中間考査などと言う言葉が使われ始めています。この時機になると、入学式当時は初志や素志と呼ばれた決心や抱負などが初心へと推移しているのではないかと思われます。  校報で入学式の特集を組むことで、分散的にしか構成されていない当時の「記憶」が多面的な俯瞰的な記憶へと、再構成出来れば幸いです。  両副校長のご挨拶からお読みください。
 

  祝 入学
副校長 田村2015年度入学式


新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。今年は入学式当日が生憎の雨模様となり、記念撮影が久しぶりに体育館での実施となりましたが、新入生とともに、ご一緒に学園生活をスタート出来ることを大変嬉しく思っています。  皆さんが送るここ渋谷幕張での中学高校生活は、無限の可能性を秘めています。自分の可能性を広げ、夢を現実のものとすべく、これからの積み重ねを大切にしてください。三年間、また六年間は長いようで短く、短いようで長いものです。慌てず焦らず急がず、このスタートの機会に今一度じっくりと考えてみるのもいいでしょう。三年、また六年間を見通し、与えられたことを着実にこなしながら、時には自ら積極的に色々なことにチャレンジしてみてください。生涯学習を前提とした知識基盤社会を迎え、世界がグローバルに広がり続ける皆さんには、積極的に諦めず自ら挑戦し続けることが求められています。これから先の人生まで見通し、色々な経験・様々な友達の輪を持って、大きな人間としての礎を是非築いて貰いたいと思います。  スーパーグローバルハイスクールに指定され2年目となる今年度も、語学や論理的思考を軸に、コミュニケーション力、プレゼンテーション力を高め、世界に通じる力を鍛える取り組みが行われます。  皆さんそれぞれが、高き志と目標を掲げ、思う存分楽しめた内容の濃い充実した学校生活であったと、後で実感できるものになることを祈念します。
 

  他への思いやりを大切に
副校長 松井 


入学おめでとうございます。  本校での新しい生活のスタートはどうですか。勉強や部活動に大いなる期待を抱いていることでしょう。それらの期待に答えてくれるのは学校ではありません。新入生自身です。皆さん一人一人が積極的に活動して得ていく内容だからです。自ら苦労して、汗を流して、問題を解決して得たものが、皆さんの期待するものだからです。頑張って下さい。期待しています。  さて、勉強や部活動を続ける中で、次の事がらを大切にして下さい。その一つは、他の人を思いやる心を育てる事です。それは、周囲の人への感謝であったり、配慮であったりするのでしょうが、自分の周りの人々に対する思いやりの心から出る行為で、社会生活で欠く事のできない行為だからです。  二つ目は、ボランティア活動に参加する事です。街の清掃活動でも、福祉施設での活動、イベントへの協力、その他、いろいろな活動がありますが、その活動を通して、自分の知らない事への興味関心や人社会の仕組を知る事など貴重な経験になるはずで、皆さんの後の生活に役立つと信じるからです。頑張って下さい。