えんじゅ:296号  


 

模擬国連 最優秀賞受賞


  第十回全日本高校模擬国連大会は十一月十二、十三日に国連大学本部で行われ、本校からは二チームが参加した。議題は「サイバー空間」。資料が少なく、難しい議題であった。  模擬国連はかなりの長期戦だ。議題の発表が七月一日。そこから約三ヵ月半、生活のほとんどを提出課題の作成と議題のリサーチに注ぐこととなる。  高二の小寺圭吾君と髙橋千佳さんのペアはオランダ大使を担当した。二人は事前にオランダ大使館を訪問するなど、積極的に準備を進めていた。大会でも抜群のチームワークで議場をまとめる役割を担っていた。その点が評価され、本校では二○十四年以来となる最優秀賞を獲得することができた。  高二の玉井亜萌さん、鵜飼唯香さんのペアはチュニジア大使を担当した。二人とも入念にリサーチを進め、議題に対する理解を深めていた。惜しくも賞の獲得はならなかったが、大会でも優れた行動力で積極的に交渉を進めていた。  大会までには本当に多くの方々に協力していただいた。課題の添削・指導に協力してくださった先生方、質問に答えて下さった大使館の皆さま、四人をサポートしてくれた模擬国連同好会の生徒たちに心から感謝したい。
 

中学第二学年 エネルギー講座


  中学二年生の技術家庭の授業の一環として十一月二十八日(月)にエネルギー講座を行いました。講師には東京ガス株式会社の方々にお願いし、エネルギー活用や環境問題についてクイズを交えながらの楽しい講座を開いて頂きました。また、水素ガスを使用した燃料電池の動作実験も行い発電の仕組みについても学びました。  本年度も講師の一人に本校卒業生の谷口さんに担当して頂けたこともあり、身近に働く先輩を通して、環境問題へ意識を高める事が出来たのではないかと思います。
 

「英語表現」授業 発 表 会


 十一月十九日(土)四校時、本校第二啓発室で高校二年生による「英語表現学年発表会」が実施された。二年目になる今年もテーマは「理想の街」で、立体模型、箱庭水槽、最新技術を使ったプレゼンなど、どれも力作揃い。その豊かな着想に会場が温かい雰囲気に包まれた。最後に東京外国語大学教授の荒川洋平先生に「自然と人間の暮らしの融和が図られている」との講評を頂いた。
 

帰国生  アドバイスの会


 第四回帰国生アドバイスの会が、十一月二十八日の放課後に実施され、全体で六十三名の生徒が参加した。この会は、中一・二が日頃抱えている学習面や生活面での悩みを、アドバイザー役の高一生の助言をもとに、解決していくきっかけ作りを目的としている。高一生は終始笑顔を絶やさず、ユーモアを交え自分達の経験に基づいた的確なアドバイスを与えていた。今回の会が、帰国生いう大きな家族の中での助け合いに繋がり、意欲的に学校生活を過ごすエネルギーになってくれたのではないかと思う。