えんじゅ:305号  


 

 

慶應義塾大学
英語モデル講義「Quantum Native」


 十一月二十八日(火)に、慶應義塾大学准教授のRodney D. Van Meter先生をお招きして、中三から高三まで三十二名の希望者を対象に模擬講義を開催しました。量子コンピュータの原理や限界、可能性について、3Dプリンターで制作したダイヤモンドの分子構造模型や、ロープを揺らして出来る定常波など、視覚的な素材を用いて熱心にお話しいただきました。すべて英語での講義でしたが、一般生も含めて質疑応答は講義終了後も盛り上がり、先生は「非常にレベルが高いね、何人か研究室に欲しいよ」と仰っていました。 (進路部 後藤大)
 

東京工業大学模擬講義


 十一月七日、中三から高三までの希望者五十一名を対象として本校進路部主催の東京工業大学模擬講義が行われました。講師に東京工業大学情報理工学院情報工学系准教授の下坂正倫先生をお招きし、「人工知能とモバイルビックデータ」をテーマに講義をして頂きました。  前半は人工知能について中高生に分かりやすい題材を用いた説明をして頂き、後半には、ご自身が現在研究されている「モバイルビックデータ」の活用について実例も交えながら興味深く解説して頂きました。現在進行中の最新の研究に触れられ、驚きと共に、人工知能という分野の新たな可能性を知る絶好の機会となりました。 (進路部・後藤真)
 

東京大学模擬講義


 十一月二十四日(金)16:00より、進路部のGLFCプログラムの一環として、東京大学新領域創生学科の木村伸吾教授をお招きして、「ニホンウナギの産卵回遊~その不思議な旅路と資源変動~」というテーマで模擬講義を実施頂きました。中三~高二まで合わせて五十三名の生徒が参集し、熱心に講義に聞き入りました。  近年、資源量が大きく低下しているニホンウナギ、その幼生(レプトセファルス)からシラスウナギへの変態、さらに成魚へと成長していく過程。近年のエルニーニョなどの気候変動がもたらしている問題。東京大学から海洋研究開発機構に移管された研究船「白鳳丸」での研究活動の様子など、先生が日常行なわれている活動の様子を丁寧に、かつ興味深く解説いただきました。参加した生徒たちは、好奇心を大きく刺激され、終了後も個別質問の列が長く続きました。 (進路部 井上)
 

地区別保護者懇談会
(後期)報告


 高校二年生の修学旅行一団が帰国する十月十四日の土曜日に、田村記念講堂に於いて地区別保護者懇談会を開催いたしました。雨模様で気温も低い朝でしたが、多数の保護者の方で講堂が一杯となり、急遽、冷房を入れるほどでした。  また前回と同様、校長からの話を短くして、後半は卒業生を呼んで保護者からの質問に答えて貰いました。  今回は、二十五期生の東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻博士課程一年の榊間大輝さん、東京警察病院研修医の内藤早紀さん、千葉県庁農林水産部勤務の水鳥希洋人さん、キャノン勤務の向田茉央さん、住友電気工業勤務の安井恵美子さんの五名にご協力頂きました。在校中の失敗談や飾らないお話に保護者は親近感をお持ち頂いたようです。  続く懇談会も一般教室を使用頂き、無事に終えることが出来ました。  また今回も制服リサイクル品を全地区で提供することが出来ました。引き続きご協力頂きますようお願いいたします。  なお、当日の質疑応答や事前に頂いた質問への回答については、地区別保護者懇談会報告書をご覧下さい。