えんじゅ:146号
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本校3年C組の巴月君が、昨 年秋に行われたアマチュア無線の 全国大金(ALL ASIAN DX CONTEST) において、見事第1位の栄冠を手 にした。この大会の参加登録人数 は、約2000人(実質的な参加 者は約5000人)というマンモ ス大会での栄誉である。 無線の コンテストは、決められた時間内 に多くの局・地域と交信すること を競うもので効率的に交信するこ とが求められる。巴月君は、3日 間にわたり65の国・地域の約 200局との交信に成功した。時間 によって交信可能の地域を指定す るといったアマチュア無線独特の 規制を克服しての快挙である。 また、この大会に続く全国大会 でも第2位に入賞して、実力のほ どを見せつけた。 −巴月君の話− コンテストに参加するには、日 頃から無線機やアンテナの整備が 欠かせません。直前には特に入念 に調整します。また、長丁場なの で体調管理も重要になります。 電波の伝達予報(天気予報の電 波版)を使って、運用プランを考 えます。しかし当日の電波状態の 変化や、他の参加局の動向を考え ながら、運用プランを修正してい きます。何と言っても、電波は自 然状況の影響を受けやすいので、 刻々と修正していく必要がありま す。しかしこの変化のおかげで通 常では考えられない地域との交信 もできたりします。これが無線の 醍醐味です。
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