えんじゅ:157号
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10月8日、本校体育館で、日本 舞踊協会による「本物の舞台芸術 体験事業(邦舞)」が実施された。 いつもは体育の授業や部活動で 利用している体育館が、大掛かり な舞台装置の搬入で、本物の舞台 へと変身し、邦楽器の音色や役者 の方々の熱演に、時間を忘れる2 時間となった。 代表生徒による舞台体験も好評 で、中でも時代扮装は大いに沸い た。(以下生徒作品)
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「邦舞・・・って何だろう?」 それが、私の第一印象。今まで、舞台芸術なんか見たこともなかった私には、そんな知識などあるはずがなかった。だからこそ、「もっとよく知りたい。」と思い、邦舞委員になろうと決心したのだ。 邦舞委員になった私に与えられた仕事は、「五条橋の柳づくり」だった。少ない人数で80本もの枝を作るのだから、毎日下校時間ギリギリまで作業しなければならず、長時間の手作業で指がマヒしたような感覚に陥った。しかし、そのことで、一瞬の舞台にも、こんな手間がかかっていることが身にしみた。その分、完成した時の嬉しさは、例えようがなかった。 そして、いよいよ当日。幕が開いて、舞台が始まる。……すごい気迫!役者の真剣さが伝わってきて、まだ始めだというのに、私は圧倒されてしまった。きっと、並々ならぬ努力を重ね、舞台に臨んだに違いない、と思った。 舞台はどんどん進む。そして、次は五条橋。私達の作った舞台はどうなったか、とワクワクしながら見ていた。幕が開いて……。目に飛び込んだのはそう、あの柳。胸が熱くなった。まもなく、弁慶が舞台にとび出してきた。続いて義経。後ろで柳がかすかに踊る。涙が溢れそうになった。そうか、これが邦舞か……。 舞台は、役者だけでなく、裏で働く人もみんないて、できあがるものなのだ。今回、それを心に植えつけられた気がした。
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9月の槐祭では、中・高各クラスから趣向を凝らした様々な出し物がありましたが、中学2年3組の企画をご紹介します。 "For the Children in Afghanistan"と銘打った企画のメインは、生徒作成の"For the Afghan Children"という小冊子を1冊100円で販売することでした。40ページにわたる小冊子は、NGOへのインタビュー記事も含め、なかなかの出来映え。その他、毎日新聞社からアフガンの写真パネルを借りてきて展示したり、アフガンを題材とした劇を上演したり、と盛りだくさんの企画でした。バザーの収益金70,770円はユニセフに寄付され、ユニセフからは感謝状をいただきました。
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平成14年(2002)11月27日改訂