えんじゅ:161号

18期生卒業証書授与式
平成15年3月1日


 別れを惜しむかのような雨の 中、平成14年度第18回卒業 証書授与式が行われた。298 名の卒業生は、少し緊張した面持 ちながら、さまざまな声音で、証 書授与の呼名に応じた。溌刺とし た響き渡る声や静かに噛み締める 声が・参列者に強い印象を残した。

 校長先生より餞として、

 「『9・11』に象徴されるよ うに21世紀は先が見えない 世紀で、みんなはそこへ飛び出 していくことになる。何も決ま っていないのはたいへんだけれ ども、何でもできるというおも しろさもある。誰かに何かをし てもらうのを待つのでなく、自 分に何ができるかを考え行動す る人になって欲しい。

 今までと異なった価値に人々 の関心が向かう時代でもある。 対立する価値どうしを調整する バランス感覚も求められる。

 本校の『自調自考』の精神が 大切な力となるだろう。自ら考 え自ら参加する中で幸福を求め る人になって欲しい。」 とのお話があった。

 これを受け卒業生からは、渋 幕を去ることへの思いと未来へ の決意が語られた。

 「多くの問題が複雑化してい くこれからは、自分たちの未来 を創るにあたって主体的な生き 方が必要となっていくでしょう。 本校で培った『自調自考』の精 神はその礎であり、まずは私た ち一人一人が自分の夢に向かっ てベストを尽くすことが、その 実践の第一歩であると考えてい ます。」(木村君答辞より引 用)

 "We have no idea what kinds of challenges await us in the future. But I am sure that we will often look back on our high school days to cheer ourselves up and to find the courage and the strength to overcome all obstacles and achieve our dreams."

(柴田さん答辞より引用)

 参列者全員が式歌・校歌を共 に歌い、卒業生たちの未来に幸 多きことを祈った。  ほんとうに、卒業おめでとう。


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平成15年(2003) 4月 8日改訂