えんじゅ:172号
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雨天で初日が順延となった が、六月二日(水)と三日(木)の二日にわたり、毎年恒例のスポーツフェスティバルが開催された。体育祭実行委員長と生徒会長に、準備期問の様子、大会当日の熱戦の模様を振り返ってもらった。 「スポフェスを通して」 実行委員長(中学) 佐藤 今回、スポーツフェスティバルで実行委員を務めて、本当によかった。 スポフェスの前、朝早くから皆揃って跳んでいた大縄跳び、全員がそろわず怪我をしながらも諦めずに何度も立ち上がっていた19人20脚の練習姿。スポフェスへの意気込みがとても感じられた。そんな様子を見て実行委員としての取り組みも一層熱が入った。 六月一日が延期になった分、二日への期待が大きく、前日から裸足で作業し、翌朝も砂を運んでグランドをならす作業を繰り返した。一日目の競技がスムーズに行われ、ほっとした。 二日目、グランド種目中心で仕事は前日に増して忙しかったが、競技種目を待っている姿や必死で競っているのを見てそんなことを感じる間もなかった。競技を見て興奮し、役割を忘れたりも……。クラス種目ではクラスが一丸となり、練習の成果がよく出ていたと思う。最後の大種目、全校色別リレーも白熱した競技となり、色別で一つとなった応援は素晴らしいものだった。 もう終わったの?と思うほどあっという間に過ぎてしまった二日間。時間がいつもの何倍も速く過ぎていった。必死で競う選手とそれを一生懸命応援する全校生徒が最高の雰囲気だった。 楽しく盛り上げてくれた全校生徒、裏で一生懸命動いてくれた体育委員、監督してくださった先生方に実行委員として改めて感謝します。
「団結」 中学生徒会長 宮下 恵まれた天候の中、六月二日、三日にわたり、槐祭体育の部として毎年行われるスポーツフェスティバルが開催された。 スポーツフェスティバルとは、体育委員会が中心となって準備・運営する行事だ。全校生徒が四つの組に分かれて、皆一人一人が持つIdentityを生かそうと今年も燃えていた。 一日目に行われた球技種目では、ブロックごとに実施されたので、対戦相手が上級生になることもあった。体力的には不利でも、一人一人自分のもちばで頑張っていたのが印象的だった。 クラスがもっとも団結できる行事の一つであることを実感させてくれたのが二日目に行われたクラス村抗の競技だ。昼休みや放課後を利用した各クラス全員での練習では、優勝するぞという意志が見え、クラスに一本の芯が通っているようであった。当日の結果がどうであろうと、練習によって団結力が高められたことは間違いない。 実行委貞のみんなが一ケ月ほど前から、対戦表やプログラムの作成などの、準備に励んでくれたおかげで、競技はスムーズに進み、とてもよいものになった。 みなさん、お疲れさまでした。
「最後の体育祭」 実行委員長(高校) 田澤 自分にとって最後のスポーツフェスティバル。よりよいものにしたくて委員長になった。ほぼ毎年実行委貞には参加していたので、上手くやっていく自信はあった。 しかし、実際には把握しきれない仕事の量、決して楽とはいえない作業の繰り返し。さらに自分は陸上部に所属していて、総体も近く、委員長として少々情けない面もあった。そんな時自分を支えてくれたのは、先生方、副委員長をはじめとする実行委員のメンバーだった。みんながいたからこそ、すばらしい体育祭にすることができたと思う。 それだけみんなで苦労してきた体育祭が、一日目は雨で延期になった。このまま降り続けてみんなの努力が無駄になったら……と不安になっていたら次の日の朝、晴れた空を見た時は安堵の気持でいっぱいだった。二日間、様々なドラマと共に体育祭は幕を閉じ、自分の色である赤組が優勝して、カップをもらえた時も嬉しかったが、なによりもみんなが楽しんでいる姿を見られたのが本当に嬉しかった。みんな本当に楽しんでくれていたが、陰では体育委員の努力があったことを理解してほしい。先生方、実行委員のみなさん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございます。
「スポフェスを想う」 高校生徒会長 寺村 今年のスポーツフェスティバルは自分が最高学年だったせいか、例年に比べて特に盛り上がったように感じられました。高三にもなると日頃の勉強に追われるストレスや、高校最後のスポフェスだ、という思いがそのままあの爆発的なエネルギーに変換されるのだと思います。実際私も今までにないくらいハイテンションではしゃいでいました。 スポーツフェスティバルはクラスの団結力を高めるまたとないチャンスだったと思います。この場で身に付けた、皆と協力し合うということをそのまま次の文化祭、そしてもっと先の将来につなげていってほしいと思います。 今回のスポーツフェスティバル、私個人の意見としては、特に反省するべき点はなかったと思います。強いて挙げるなら、自分の挨拶は準備不足だったと思います。後から数々の人から意味不明であったとコメントを頂きました (笑)申し訳ありません。 しかし、まあスポフェスの最も大事な事である『熱く盛り上がる』というのは達成できたように見えるので、結果オーライ、自分のミスも帳消し、ということで勘弁してほしいと思います。 皆さん本当にお疲れさまでした。ありがとうございます。
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平成16年(2004) 7月 5日改訂