えんじゅ:172号
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中一野田研修は四月三十日、晴天の下で行われた。入学後わずか三週間での実施ということで、 研修というよりも、遠足的彩りの強い内容ではあったが、上花輪歴史観や御用蔵を見学する生徒達は 真剣そのもので、対応してくださった、係の方々も感心なさっていた。 それとは対照的に、清水公園で遊ぶ姿はまだまだ無邪気な子供そのものだった。 特に具合の悪い生徒やトラブルもなく、また集合と帰宅チェックも完遂できたことで、初めての研修は 成功だったといえよう。 短い準備期間にもかかわらず奮闘してくれた野田研修委員会を代表して、委員長の感想文を紹介する。 「野田研修に行って」 中一 鈴木 この研修は僕にとってはもちろん、ほとんど全員の一年生が初めて体験する現地集合、現地解散の研修でした。 だから、ちゃんと時間通りに行動できるかが心配でした。でも、大きなトラブルもなく無事研修を終える事が できてよかったです。 僕がこの研修で学んだ事はしょうゆづくりの奥深さです。しょうゆは今から四百年くらい前に一番最初のものが作られてから 改良に改良を重ねて今のしょうゆになったと聞いてずいぶんを歴史があるんだと思いました。 そして、しょうゆを作るときは、その時の気候を十分配慮していると聞いてとても工夫されているなと思いました。 例えば、月ごとに別々に作ったり気温が高い月はしょうゆの質が落ちてしまうので作らなかったりといろいろな工夫がなされていました。 それからしょうゆを作る道具のスケールにはおどろかされました。人が二、三人は簡単に入ってしまう桶など、初めて見るものばかりでした。 このように、普段では体験できない様な事をたくさん体験できて、とてもいい研修になりました。 そしてこの研修の後にいた出た反省をしっかりと確認して、次の鴨川研修もいい研修にしたいです。
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平成16年(2004) 7月 5日改訂