えんじゅ:215号


中3奈良修学旅行
  


   

 初日、早速東京駅で迷って 新幹線に乗り遅れた。当日に なり切符を買い間違えていた ことに気付いた。フリー切符 を道中で落としてしまった、 あるいはホテルに置いてきて しまった。コケて怪我をして しまった。貴重品や私物を落 とした、なくした。道に迷っ てしまった。準備不足、勉強 不足を現地で初めて実感した。 見学に夢中になり時間が押し てしまい、次の見学地に行け なかった。その結果、予定の 電車に乗れず、ホテル帰着が 遅れてしまった。電車の中の マナーを一般のお客さんに注 意された。3泊4日になり初 めて睡眠の大切さを知った。 そう、世の中での臨機応変の 対応の巧拙を通して自分の末 熱さを知った。……  しかし同時に、予想を越え る本物の荘厳さ、広太さに庄 倒された。溢れる自然を満喫 した。現地の空気を全身に浴 びた。ほんとうに古の風に吹 かれた気になった。知識があ れば魅力・楽しさが増すこと を実感した。熱心な見学のお かげで、普段非公開の秘仏を 見せてもらえた。関西の人々 の人懐っこさと優しさに助け られ、癒された。自分達だけ で決めた行程をやりぬく大変 さ、その先にある仲間との絆 の深化を知った。周囲の人々 への感謝を初めて心から言え た。……  多感でまだまだ未熟な生徒 諸君にとって、「経験すべき失 敗」 がたくさんあった。同時 に日常では得がたい良い経験、 日常では意識し辛い価値を再 認識する機会にもなった。彼 等はこの4日間を適して、ほ んの少し大人になった。


奈良修学旅行     
旅行委員長 勝嶋


平成二十年十月八日から十一 日にかけて、私たち第二十七期生 は奈良修学旅行に行って来まし た。有名な奈良の大仏のある東大 寺や飛鳥の法隆寺、また遠出した 姓では京都や伊賀、大阪も訪れま した。奈良や他の地域でそれぞれ の文化や自然などを直接感じ、良 い経験ができました。  また、この度の修学旅行では、 昨年の会津研修旅行と比べ、大 きな進歩が見られました。  今回も、担当の委員会で旅行 中におけるルールを決定しまし たが、中学最上級生ということ も考えて、昨年の会津研修での ルールとは少し異なるものを作 りました。ルールに 「禁止」と いう言葉を用いず、それぞれが 責任を持って、その場に応じた 判断を下すことにしました。そ ろそろ自覚しなければならな い、一般の大人としての 「責任」 を感じて行動することが目的で した。  この考え方は十分に活かされ たと思います。多くの生徒がマ ナーをしっかりと守って、四日 間過ごしていました。前回の会 津研修と比べても、確かに皆が 大人に近づいていると感じまし た。  前回の会津研修では、公共の 場にいるにも関わらず周りが見 えなくなったり、食事や睡眠を 疎かにしたりという事態もあり ました。今回は大半の生徒たち が公共のマナーを守り、規律あ る四日間を過ごしていました。 これは強制された結果ではな く、そうするべきだと自分たち で判断し、行動に移した結果で す。  私たちは、やがて学校を卒業 し、社会の一員となります。今 回の旅行は、その一員に一歩近 づくきっかけとなったことで しょう。まだ改めるべき点は多 くありますが、それでも確かに 自調自考に近づけた、大変良い 経験となりました。

 

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平成20年(2008)10月7日改訂