えんじゅ:299号  


 

 

第三十二期生 卒業式


 三月一日、第三十二期生の卒業式が田村記念講堂にて挙行され、今年も大勢の若者たちが巣立って行きました。  保護者の方々や在校生等の拍手に迎えられて、A組から順に入場する姿に、入学式の日がつい先日のように思い出されながらも、背丈だけではなく面持ちまでもが青年らしく成長した姿に、見る人は、時を経て旅立ちの時が来たのだとの思いを新たにしたことでしょう。  担任による全員の呼名の後、秋山尚輝君を総代としての卒業証書授与。校長式辞。御来賓の高梨兵左衛門様(上花輪歴史館当主)と中村徹様(元成田空港公団総裁)お二方よりの祝辞。各種表彰。在校生柿﨑美穂さんによる送辞、椎葉優希さん(日本語)と島田采佳さん(英語)による卒業生答辞。そして、「仰げば尊し」と校歌の合唱で式を終えました。また、式の後、後援会会長の多田明子様より、保護者謝辞としてお言葉をいただきました。  椎葉さんと島田さんの答辞は、それぞれに内容の異なるものではありましたが、二人が強調した思いは共通していました。個性的な友人たちと、時にぶつかりながらも共に取り組むことによって、それぞれの力が引き出され、特別な時を経験できたこと。卒業しても繋がり合っていたいこと。そして、見守ってくれた人々への感謝でした。
 

第三十二回 マラソン大会


 二月四日土曜日、晴天に恵まれ、マラソン大会が実施されました。コース・レース形式は昨年度と同様で、中高男女四部門七レースが行われ、完走者は中学生八三三名、高校生六四〇名でした。  高校男子の部で優勝したのは梶田容平君(二G)、野球部員のマラソン大会優勝は、第二期生の島本正道さん(現本校中学野球部監督)以来の快挙でした。高校女子の部で優勝した早川知里(一A)さんは、昨年度中学の部で二位との大差で優勝しており、その力を見事発揮し、上級生をおさえました。また、部活動のため当日欠席だった大村巧君(二G)が、後日、一七分二一秒という優勝相当記録をマークし、実力者の意地を見せました。  右に紹介した生徒だけでなく、一人ひとりの生徒がそれぞれの目標に向かって一生懸命走ることができました。ご協力ありがとうございました。