三月一日、第三十二期生の卒業式が田村記念講堂にて挙行され、今年も大勢の若者たちが巣立って行きました。
保護者の方々や在校生等の拍手に迎えられて、A組から順に入場する姿に、入学式の日がつい先日のように思い出されながらも、背丈だけではなく面持ちまでもが青年らしく成長した姿に、見る人は、時を経て旅立ちの時が来たのだとの思いを新たにしたことでしょう。
担任による全員の呼名の後、秋山尚輝君を総代としての卒業証書授与。校長式辞。御来賓の高梨兵左衛門様(上花輪歴史館当主)と中村徹様(元成田空港公団総裁)お二方よりの祝辞。各種表彰。在校生柿﨑美穂さんによる送辞、椎葉優希さん(日本語)と島田采佳さん(英語)による卒業生答辞。そして、「仰げば尊し」と校歌の合唱で式を終えました。また、式の後、後援会会長の多田明子様より、保護者謝辞としてお言葉をいただきました。
椎葉さんと島田さんの答辞は、それぞれに内容の異なるものではありましたが、二人が強調した思いは共通していました。個性的な友人たちと、時にぶつかりながらも共に取り組むことによって、それぞれの力が引き出され、特別な時を経験できたこと。卒業しても繋がり合っていたいこと。そして、見守ってくれた人々への感謝でした。
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