えんじゅ:301号  


 

 

第三回SGHベトナム研修


 「食と交渉力」をテーマに、三月二一日〜二十七日にハノイとハロンにて、日本の「食」を言葉や文化の異なる人々にどのように伝え、またベトナムの「食」や人々を理解することができるのかを目標に研修が行われた。生徒七人は個人課題に取り組むとともに、全員で日本の「丼物」を研究し、ビンミンハイスクールでは英語で、日本語学校では日本語でプレゼンテーションを行った。言葉を習い始めたばかりの大学生や社会人に伝えることの難しさを実感するとともに、交流を通して充実した時間を過ごすことができた。
 

高木竜馬君 記念コンサート
3月11日 於田村記念講堂


 卒業生(第二十六期生)のピアニスト・高木竜馬君の「ローマ国際ピアノコンクール受賞記念コンサート」が、本校講堂にて開催されました。高木君は本校卒業後、ウイーン国立音楽大学に進学。その後大学院で研鑽を積んでいる中での、最高位(優勝)受賞でした。このコンクールは若手ピアニストの登竜門として知られ、副賞の一つにイタリア各地での十五回の演奏会が用意されています。本校でもお祝いとして、コンサートを企画しました。在校生、保護者の方々、卒業生と広くお知らせをし、当日は七百名近くのお客様をお迎えすることとなりました。演奏会は、全照明を落した真っ暗な中から聴こえてくるベートーヴェンのソナタ「月光」から始まりました。その後ドビュッシー、ラフマニノフと続き、その美しい音色と迫力ある圧巻の演奏で会場を魅了しました。次々鳴る拍手に応え、四曲ものアンコールを披露してくれました。終演後はホワイエに立ち、来場の方々に直接御礼を伝える姿が印象的でした。握手を求めて長蛇の列が出来ました。  タキシードから私服になった後は、お世話になった先生方に挨拶をと、各研究室を訪ねていました。高木君のこれからの活躍を楽しみに応援していきたいと思います。
 

中学第一学年
 野田研修


 五月九日、好天にも恵まれ、中一生は、学校のある千葉県の風物・伝統産業・伝統文化を学ぶために、野田にて研修旅行を行いました。初めての現地集合でしたが、一人も開始時間に遅れることなく集合でき、予定どおりに行程を進めることができました。  「上花輪歴史館」では、醤油産業の歴史だけでなく、年中行事や日本庭園について、髙梨兵左衛門ご夫妻のみならず、係の方々の解説を通して学ぶことができました。  「もの知りしょうゆ館」では、展示された醤油に関する詳細な情報を、壁新聞作成に向けて、熱心に取材する生徒たちの姿が見られました。
 

中学第二学年
 鎌倉研修


 五月九日、二年生は鎌倉で班別研修を行いました。  事前学習のテーマや内容に基づいて班を決め、各班で話し合い、現地集合解散の計画表と見学先の行程表を作りました。  当日、生徒たちは個々の行程表に従って行動し、鎌倉の歴史や宗教、文学、芸術に触れ、有意義な時間を過ごしました。  事後の反省では、初めての班別行動において事前学習が足らず、見学先で時間を持て余す班もありました。事後学習では、班ごとの壁新聞を作ります。  二学期の上信研修は、今回の経験と課題を踏まえ、更に充実した研修になることでしょう。