九月九日、十日の両日。今年も槐祭が開催されました。両日とも暑過ぎない心地よい天候に恵まれ、大勢の来場者でにぎわいました。来場者は年々増加しており、今年は一万五千人以上を迎えました。生徒の選んだ今年のテーマは「和っしょい」。歓迎門も提灯をかたどった斬新なもので、企画にも「和」を意識したものが目立ちました。 |
槐祭文化の部は、今年も多くの来場者をお迎えし、無事終えることができました。
百を超える企画は、どれも渋谷幕張の日々を反映し、本校の学校文化が滲み出るものとなったのではないでしょうか。
今年度は、全体の統一感を演出するために、日本らしさ(和風)を意識することと、多様で斬新な企画になるよう、今まで以上に各団体が工夫することを目標としました。文化祭テーマ「和っしょい」は、こうした思いが込められたものでした。
生徒会主催行事として、今年も生徒会役員、実行委員会を中心に、生徒主体で準備に取り組みました。各団体も、準備での集中力と当日の土壇場での適応力?が発揮され、発表に手ごたえを感じたようです。これもまた本校の文化なのでしょう。
保護者の皆様には、バザー、古本市への物品提供、休憩所のお手伝いなど、生徒の活動へのご支援、ご協力をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。 (学級企画) 各学級の企画には、あまり前例のない企画が目立ちました。内容のある講義から寸劇めいた「恋愛講座」までを含む「模擬授業」や、学校全体を使った「ウォーリーをさがせ」、カップや文房具などを使って音楽を奏でてみせる企画など、遊び心が新鮮でした。クイズや縁日といった企画も、演出に工夫があり来場者に好評だったようです。 (展示企画) 展示は様々なものがありましたが、多くの企画が展示だけにとどまらず、来場者と交流するような内容を盛り込んでいました。中高文芸部の合同企画では、作品の展示や同人誌の配布の他に、部員の指導によって一つの言葉から展開して掌篇物語を書く創作講座があり、小学生を始め少なからぬ来場者の方が「自分の作品」を書いていました。 (パフォーマンス企画) 例年のように講堂では、吹奏楽、室内楽、オーケストラ、合唱、演劇、第二啓発室ではバンドなど、部活動の質の高いパフォーマンスが披露されました。屋外でのダンス同好会の演技、例年好評の茶道部の茶席などのほかに、新企画として、ライトコートにおける弓道部の引き締まった演技が注目を集めました。 |