えんじゅ:139号
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文化庁主催の舞台芸術ふれあ い教室文楽鑑賞会が十月十日午 後、本校講堂において行なわれ た。 対象となった中学生の大部分 にとっては、文楽は見るのも聞 くのも初めてであったが、五月 の事前学習と今回の鑑賞に先立 って行なわれた解説と生徒の体 験コーナーで、実際に人形を動 かしてみたり、三味線を弾いた り、太夫の発声に挑戦したりし て、文楽がぐっと身近なものに なった様子であった。体験コー ナの後には 「傾城阿波の鳴戸巡 礼歌の段」を実際に鑑賞し、ふ れあい教室は終了した。
3年1組 中村
また、文楽独特の感情表現に も感心しました。人形遣いの 方々の手にかかった人形はまる で生きてるかのように動き、喜 怒哀楽を表現します。かしらや あしを動かす三人の息が見事に 合っているからこそ出来るのだ と思いました。 「傾城阿波の鳴戸巡礼歌の段」 は、話の設定がなかなか理解で きなかったものの、いったんお つるの立場が分かってからは、 舞台の中に引き込まれていきま した。江戸時代から今までずっ と変わらない親子の情。時代を 超えて人を感動させるカが古典 芸能にはあることを実感した鑑 賞会でした。 |
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