44期中学2年生東北研修

10月9日(水)から11日(金)の二泊三日、東北地方へ研修旅行に行ってまいりました。

1日目は、盛岡と平泉の2つのコースに分かれて、班ごとに事前に作成した行程表をもとに見学を行いました。盛岡では、歴史的な建造物や街並みを巡りながら、岩手県の豊かな自然や伝統文化について学びました。一方、平泉では、中尊寺や毛越寺といった世界遺産を訪れ、その歴史的背景や仏教文化について深く学ぶことができました。

2日目は、南三陸、陸前高田、気仙沼の3つのエリアに分かれ、震災学習を行いました。生徒たちは、ちょうど東日本大震災が発生した年に生まれた世代であり、震災についてはニュースや授業で学んでいましたが、実際に現地を訪れ、語り部の方々から直接お話を聞くことで、震災がもたらした被害の大きさや、復興への道のりの困難さを実感しました。また、現地で見た津波の跡や復興の様子を通じて、地震大国である日本における災害の怖さや、防災意識の重要性を改めて考えさせられました。語り部の方々の言葉からは、命の尊さや、人々の絆の大切さが強く伝わってきました。

3日目は、仙台、松島、塩竃の3つのエリアに分かれ、それぞれの町を見学しました。仙台では、青葉城や仙台市博物館を訪れ、伊達政宗にまつわる歴史や、城下町としての仙台の発展について学びました。松島では、松島湾の美しい景色を楽しみながら、その風光明媚な景観が古くから人々に愛されてきた理由を知りました。塩竃では、古くから続く製塩業や、港町としての歴史について学び、地元の特産品や食文化にも触れることができました。それぞれの町が持つ独自の魅力を感じながら、多くの学びを得ることができました。

今回の東北研修を通して、東北地方の豊かな歴史や文化、そして震災の教訓を深く学ぶことができました。また、班で行動する中で、協力することの大切さや、計画を実行する力も養うことができました。この研修で得た経験を、今後の学びや生活に生かしていきたいと思います。