本校には一流の芸術に触れる機会が数多くありますが、高1の歌舞伎鑑賞教室と高2のオペラ鑑賞教室では和洋の伝統芸能を学びます。歌舞伎鑑賞教室は開校2年目の昭和59年から、オペラ鑑賞鑑賞教室は平成11年から各々始まりました。

歌舞伎鑑賞教室は国立劇場で開催され、演目の鑑賞のまえに若手俳優から歌舞伎特有の所作や演目の内容の説明があります。本当の役者の方のユーモア交えた解説に笑いが広がり、楽しみながら学ぶことができます。
ほとんどの生徒にとっては初めての歌舞伎です。見栄を切る時の迫力、場面を盛り上げる音曲、屋号を叫ぶ「大向う」の鋭い掛け声、そのすべてが新鮮な驚きとともに若くしなやかな心に受け止められていきます。

オペラ鑑賞教室は初台の新国立劇場で開催されます。このホールは日本が世界に誇る本格的なオペラハウスであり演奏も通常公演と同じオーケストラで構成される華麗なプログラムです。もともと、新国立劇場が本公演で評判の良かった演目を高校生対象に再上演するという企画で、本校はその第一回目から参加しています。