「イエローフェアリー」について

2001年5月10日、学園内のバラを育てるボランティア活動がスタートしました。中心になったのは、20期生の高校女子テニス部員と、中学までテニスを楽しんでいた花が好きな有志の仲間たちでした。
真夏の水やり、冬の寒肥、そして剪定・誘引までなんでも挑戦しました。佐倉のバラ園にも実習を兼ねて出かけたり、千葉市の緑化植物園に出かけて刃物砥ぎを教わったこともありました。

以来十余年その活動はバラを愛する後輩に引き継がれてきました。2015年5月現在、今や61種類76本のオールドローズ、モダンローズ、イングリッシュローズが初夏に校内を彩っています。様々な色合いと香り、その愛らしい表情が校内はもとより、みち行く地域の人々の話題となり目を楽しませています。秋になると青空に映える真紅やオレンジ色のローズヒップ(バラの実)も色鮮やかです。

残念ながら現在「イエローフェアリー」は2名(高2、高1男子)と少数になっています。花が好きな人、人の喜びのためになにかできることをやってみたいと思っている人、週に1回くらいなら(兼部も可)参加できる人、イエローフェリーの灯を消さないで、そのボランティアの心と伝統を引き継ぎませんか。

*「イエローフェアリー」に関する問い合わせ
生物:茂田井まで

「イエローフェアリー」に加わった生徒の感想

高1女子

活動内容:枯れたものや、もう開かなさそうなつぼみをせん定したり、新しく肥料を巻き、枯れたバラや草取りをした草などを入れるための穴を掘った。
感想:今回は2回目ということもあって、雰囲気もわかっていたし、スムーズに作業に取りかかれた気がする。また、土曜日の放課後にいったので参加者が多く、分担できて良かったと思う。どちらかというと作業というより、みんなでわいわいやった感じで、とても楽しかった。行くたびに新しいことを学び、色んな人とのつながりができる気がする。渋幕のバラの手入れもがんばって、アルバのバラのように美しく咲かせたいと思った。

高1女子

活動内容:学校に植えてあるバラの世話をする。皆で交代で一日おきくらいにホースで水をやる。そのとき、土で土手を作って、水がたまるようにする。バラの周辺の雑草は養分を取られてしまうので抜く。年に一回、肥料をやる。また、隠れた花を切り落としたり、余分な枝を切り落としたりもする。年に数回、バラ園に行ってお手伝いをする。文化祭では、バラのことを紹介する展示もやった。
感想:私は、植物を育てると言うことをほとんどやらないので、バラを育て始めたのはよい経験になった。植物も生き物だから、丁寧に扱う必要があるので、心が優しくなれる感じがする。文化祭での展示は思ったより反響があって、色んな人たちが、自分たちの活動をみてくれたのが、とても嬉しかった。最近では、なかなか時間がとれなくて、世話を仕切れていないから、少しずつでも、バラの成長過程をみていきたい。

高1女子

活動内容:ビニールの手袋の上から軍手をしてバラの周りの草むしり。釜を使っても良かったが、手で抜いた方がストレス解消にも良いし、快感でした。そして、肥料をバラの周りに巻いて、土と混ぜる(これを御礼肥えという)。花をつけ終わって、バラが弱っているので。その後はひたすら草むしり。最後に、むしった草を埋める穴を掘った。(3~4人のグループになってローテーション方式で穴掘り。1mくらいほれました)。
感想:はじめは、あまり、やる気がしなかったのですが、やっているうちにおもしろくなっていきました。我が家には庭がないので、雑草むしりはかなり久しぶりでした。おもしろかったです。今度は、花が咲いているときに行きたいです。