12月16日(月) 共同通信社見学セミナー

進路部のGLFC プログラムの一環として、共同通信社の見学セミナーを実施しました。参加者16名のうち女子が12名となり、近年の女子生徒のメディア志向の高まりを感じます。

毎年コーディネートいただいている人材開発部担当者からの会社概要プレゼンに続いて、政治部や社会部、外信部などの主要部署を見学し国際通信社としての偉容を体感しました。その後会議室に場所を移し、外信部で欧州・アジアの駐在員を歴任された編集委員の女性記者の方と海外でも活躍された女性カメラマンである写真部部長のお二方からお話を伺いました。

生徒からの様々な質問に対し、ジャーナリストの視点から丁寧にご回答いただきました。「文章でも写真でも発信者の心が写ってしまうのでしっかりと勉強をしなければならない」、「取材のための恐怖や危険よりも好奇心が勝る人がこの仕事をしている」という職業意識や、ジャーナリストとしての心構や矜持などを言葉の端々から感じることができました。ネットの普及による新聞発行部数の減少、情報通信社としての役割の変化、格差社会への提言、過激な言論への諫言など、次々と繰り出される生徒からの質問にも真摯にご対応いただき、あっという間に予定の1時間半が過ぎていきました。

生徒たちの社会に対する視野が大きく広がるとても充実した時間となりました。本校からも近い将来に「世論を動かす」人材が育ってくれることを期待したいと思います。