12月3日(火) 進路講演会

早稲田大学総長の田中愛治先生をお招きし、進路講演会を開催いたしました。「大学で何をどう学ぶべきか」を演題に、これからの大学教育についてお話していただきました。

これからの時代に世界で活躍できる人間になるために必要なこと、①問題に直面したときに、自分の頭で考えて解決策を見出す力、仮説を検証する力。②多様性を受け入れ、自分とは異なるもの(性別、国籍、宗教など)に対して、敬意をもって理解しようとする謙虚さ、柔軟性。田中総長はこの二つの力を「たくましい知性」と「しなやかな感性」と表現されました。中高時代は、そのための基盤となる重要な時期です。会場の生徒たちは熱心にメモをとり、講演後には、多くの質問が発せられました。これからの医学教育、産学連携、学歴社会についてなど、生徒の質問は多岐にわたり、田中総長はひとつひとつの質問に丁寧に答えてくださいました。
これからの時代を生きること、国境を越え、文系理系の壁にとらわれず好きなことを学んでいくこと――田中総長のお話は、生徒の胸に深く響きました。大学で学ぶことがますます楽しみになったことでしょう。