中3模擬裁判授業

今回で24回目となる中3模擬裁判を今年も開催することができました。模擬裁判は司法制度への理解を深める目的に開催され、今年も東京弁護士会法教育委員会に所属する7名の弁護士の先生方をお迎えしてリハーサルと本番の2回にわたりご指導をいただきました。多数の希望者から選ばれた裁判官役、検察役、弁護側役生徒が壇上で審理を繰り広げ、その他の生徒は傍聴席で審理を見守りました。
今年のシナリオは「エレベーター内で発生した盗難事件」です。犯人性を争う事案で、被告人と犯人が同一人物であるとする検察側と、犯人は別に存在するとする弁護側の間で白熱した展開となりました。
例年、被告人役は中3担当の先生が演じられます。被告人役の先生は背中を丸め感極まった表情で被告人席に立ち、裁判官からの一つひとつの質問に答え自身の無罪を立証しようとしました。生徒が先生を公然と問い詰める場面を見ることも模擬裁判の醍醐味のひとつかもしれません。
なお、判決は直接証拠がなく検察側の立証不十分であるとの判断が下され、検察側の敗訴となりました。