令和5年度卒業式

春空の下、令和5年度卒業式が執り行われました。39回目の卒業式です。

校長祝辞は、作家の小川哲さんが2月の開校記念講演会時に芳名録に残した「何度でも自調自考」という記載からひもとかれました。これからの時代においては自身で人生を選択していくことが一層求められる、その時もっとも大切になるのが自調自考という指針である、君たちには餞の言葉として「自調自考」という言葉をあらためて送りたい、3年間もしくは6年間学校生活を送ってきたこの学校は「倫理感を正しく育てる」「国際人としての資質を養う」の理念のとおり、他者や世界の営みや思いに寄り添うことをとても大切にしてきた、21世紀の地球を構成する一人として活躍していってほしい、とメッセージを送られました。
続く学園長告辞では、学園長は自由について述べられました。自由な社会とは人間の尊厳を最大限尊重する社会である、大らかな気風、再挑戦する気概は自由な社会から生まれる、人間の幸福は自身の自由な選択の結果として感じうるのだから自由であることを大切にして実りある人生を送っていってほしい、と祝福の言葉が贈られました。

コロナ禍でもどかしい時間もあったと思いますが何でも糧となるのが若さの特権です。次のステップでもきっとたくさんのワクワクドキドキが待っています。ご卒業おめでとう。