令和3年度卒業式

令和3年度の卒業式がとり行われ、卒業生349名がそれぞれの新しい道へ歩みだしました。

高木竜馬氏(26期卒業生)のピアノが、優しく卒業生を会場へ誘います。希望と平和が託された『トロイメライ』(子供の情景より)と『キエフの対門』(展覧会の絵より)が奏でられ、日本語と英語の2か国語の司会進行のもと卒業式の幕が開きました。英語での同時司会はネイティブの先生のご協力により本年度卒業式からの試みです。
校長式辞では、AIの存在感が一層増していく時代に社会の一線で活躍する卒業生へと、二つのメッセージが贈られました。ひとつは、「自由を大切にしてほしい」ということ。自由こそ、個人の尊厳を尊重し広く生きるセンチメントであり、おおらかな気性、冒険心、寛容な気持ち、折れない心の揺籃となっていく。ふたつめは「Agency」。主体的に行動する意欲や姿勢を大切にしてほしい。これが、校長講話で繰り返し話している「自分の人生は自分で決める」ということ。自分の人生を自分で決めて、人は初めて幸せを感じることができる。
豊かな知性に支えられた、豊かな人生を送ってほしい、と最後の言葉を添えられました。