全日本吹奏楽コンクールの課題曲に選出されました

吹奏楽部で指導される近藤氏

29期卒業生(2014年卒)の近藤礼隆氏が作曲された『風がきらめくとき』が第33回朝日作曲賞の入選作品として選出され、2024年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲となりました。これから近藤氏の曲が全国の学校・団体で何度も演奏されることとなります。

近藤氏は本校卒業後、東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科に進学され、シアターピース(会場全体を多角的に使用した演奏スタイルによる楽曲)の創作を中心に研究されました。現在は、ぴあ株式会社に勤務する傍ら、個人としてご自身の音楽活動を続けられています。休日には、本校の吹奏楽部の指導にも来ていただいています。先日の千葉県吹奏楽コンクールでも、本校吹奏楽部の委嘱による近藤氏の新曲された『光焔の鼓動』を指揮していただき本校吹奏楽部を金賞受賞と10年ぶりの本選大会出場へと導いてくださいました。

近藤氏から、以下のメッセージをいただきました。「渋幕中学・高校吹奏楽部での経験は、今の自分を形作る大きな要因になっていると思います。当時、自ら夜通し作った楽譜を翌日に吹奏楽部員に配布して合奏したり、学外のホールを借りて新曲発表の演奏会を企画したり……、そんなことばかりしていました。そんな私を受け入れてくださった先生方、そして当時の仲間たちには心から感謝していますし、現在ほんの微力ながら後輩たちの活動のお手伝いができていることを大変光栄に感じています。そんな中で、自分の曲が2024年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲になるということに、今から身の引き締まる思いです! 吹奏楽に関わる皆様のお役に立てますように……どうぞよろしくお願いいたします。」