卒業生による自調自考論文講座


初めての施策として今年度より、自調自考論文に取り組む高1生を対象とした論文講座が始まりました。講師は23期卒業生(2008年卒)の石澤麻子氏にお願いしました。
自調自考論文は、本校独自の取り組みで開校当初から脈々と続けられてきており、生徒はこの論文を書くことにより本校の教育理念である「自調自考」の意味をあらためて深く知ることとなります。論文のテーマは、本心の興味・関心があるものであれば何でもよく、英語等の日本語以外での執筆や小説・作曲等の創作活動も含まれます。過去には、この自調自考論文のテーマの研究を大学、大学院でも継続し、研究者の道に歩まれた卒業生も少なからず存在します。
講師をお願いした石澤氏は、「問い」に向き合い解決へ導くことをテーマとする本も著されてみえる「論文」のエキスパートです。5月から始まった講座前半のレクチャー編では「大テーマの決定」、「問いの設定」、「情報の収集方法と活用法」という3回のシリーズでご講演いただきました。講座後半の個別指導編では、各生徒から提出予定の設定テーマとアブストラクトに対しご指導をいただく予定です。