3月29日(金) 第5回合同ビブリオバトル交流会 at 渋谷幕張

第5回合同ビブリオバトル交流会が本校において開催されました。今回は、市川学園高等学校、豊島岡女子学園高等学校、広尾学園高等学校、渋谷教育学園渋谷高等学校、本校の生徒33名が発表者として参加し、浅野学園高等学校の生徒3名もオブザーバー(投票も参加)として参加いただきました。
バトルというものものしいネーミングですが、発表者が自分の好きな本を紹介しその本を読みたくなった聴衆の数がどれだけ多いかを競うもので、思いがけない本との出会いだけでなく参加者どうしの交流も図ることができる「バトル」です。今回は洋書の書評発表希望者が多く、急遽本校の英語科の先生に洋書第2グループの司会を追加依頼する、という嬉しい誤算もありました。
3時間にわたる熱い戦いを制したのは、朝井リョウ作「学生時代のやらなくてもいい20のこと」を推奨発表された市川学園高等学校の男子生徒です。その中の2つのストーリーを取り上げ、「面白さの秘密」を解き明かしてくれました。曰く、ひとつ目の秘密はそのエピソード自体が面白いこと、ふたつ目の秘密は著者の文章が楽しいこと、とのことです。しかしながら、バトル上の最大の評価ポイントは男子生徒のエンターテイナーぶりだったかと思われます。若者の感性でいきいきとユーモアたっぷりに聴衆に語りかけ、読みたいモードが最高点まで昇り詰めたところで、続きはどうぞ実際に手に取ってお読みください、と見事に落としてくれました。楽しい時間をどうもありがとう。本書は現在、「第5回合同ビブリオバトル紹介本コーナー」にあります。
今回のビブリオバトルの開催につきましては、参加校先生方の惜しみないご協力を賜りようやく開催にこぎつけることができました。この場をお借りし心より御礼申し上げます。