2024年度GLFC東京大学見学セミナー -先輩から後輩に伝える東大の学びと学生生活- 

8月2日(金)、進路部主催によるGLFCセミナー「東京大学見学セミナー2024」を東京大学・本郷キャンパスにて開催しました。本年度は、今年4年生となった36期生の卒業生の皆さんが、後輩のために様々な内容のセミナーを計画してくれました。このセミナーは6月下旬に参加者の募集を開始しましたが、今年度もわずか2日で募集定員60名を超えてしまい、10名を特別に追加しての開催となりました。
当日は、生徒、教員、卒業生合わせて100名近い人数が参集しました。本年度は、工学部棟に新設された演習室をお借りするのなど、本郷キャンパス内の施設をフルに活用させていただいてのセミナーとなりました。

セミナーでは、まず参加生徒全員に対して、事前の生徒からの質問に答える形で、東大の教育・研究、また東大生としての生活に関する説明が行なわれ、さらに学系ごとに9つのグループに分かれて、それぞれのグループごとに、先輩たちから学部の概要、東大での学びなどに関する説明や、質疑・応答が行われました。生徒たちは熱心に話に耳を傾け、疑問に思ったこと等をすぐに質問するなど、とても有意義な時間になりました。

全体会に続いて、先輩たちが企画、事前の希望調査で調整した、学部学系ごとの9グループに分かれてのキャンパスツアーに出発しました。その道中では、先輩たちの丁寧な説明や自身のエピソードを聞くことができ、生徒たちは「東大」をイメージすることができたのではないでしょうか。さらに、研究室訪問による先生方のレクチャー、図書館、三四郎池、安田講堂などの見学を実施し、とても充実した時間を過ごしました。

文学部を希望したグループは、施設見学に続いて、研究室を訪問して、教授よりご自身の研究について講話をいただき、生徒の質問に対して、とても丁寧に対応をいただきました。経済学部を希望したグループは、よく報道で目にする大講堂(安田講堂)を案内していただき、生徒からは「ここがあの有名な…」のような感嘆の声が上がり、より身近に東大を感じる機会となりました。工学部を希望したグループは、全体会を行った演習室から上層の階に移動し、施設の説明や研究室を訪問し、その研究力はもちろん、施設設備などの研究環境に驚嘆していました。さらに学生が普段利用している生協にも立ち寄り、東大生をさらに身近に感じることができました。最後に、安田講堂前付近で流れ解散という形となりました。

午後2時よりスタートしたセミナーでしたが、気づけば5時を過ぎ、あっという間の3時間でした。多忙な学生生活の中、全体会場の確保、ツアーコース作成、研究室訪問の段取りなど、後輩のために準備いただいた36期生の卒業生の皆さんに感謝です。実際のセミナーでも、生徒たちから受験に関する質問や、学生生活、研究、サークル活動など、様々な質問が投げかけられましたが、その一つ一つに快く丁寧に対応していただき、参加生徒にとって、大満足の一日となりました。「渋幕の絆の強さ」を感じる時間となりました。

最後になりますが、あらためまして後輩たちのためにこのセミナーを企画してくれた36期東大生の皆さん、また、ご多忙の中、本校生徒の訪問に対応していただいた経済学部佐藤先生(金融学科)、文学部高木先生(国文学専修)、工学部藤井先生(システム創成学科)、小宮山先生(システム創成学科)、高橋先生(物理工学科)、高木先生(電気電子工学科)、トープラサートポン先生(電気電子工学科)、関野先生(電気電子工学科)、前先生ほか松橋研究室の皆さん(電子情報工学科)、高木先生(流体工学)渡村先生(流体工学)、竹内先生(バイオハイブリッドシステム研究室)、ベンチャー研究室(ロボット工学)の皆様、農学部加藤先生(国際開発農学専修)に感謝を申し上げます。

そして、会全体をコーディネートしていただいた工学部の高木周先生(機械工学)、本当にありがとうございました。感謝申し上げます。そして、本日参加した生徒の皆さん、次は皆さんが後輩のために企画・運営してください。これからも渋幕の良き伝統となるように、お願いいたします。