チェンジメーカーにならないか!~社会貢献セミナー~

6月24日、進路部のGLFCセミナーの一環で、社会貢献セミナーが開催されました。
世界中で社会起業家のネットワークを構築、支援する国際組織であるアショカから、芦田陽一朗さんにお越しいただきました。参加生徒は中3から高2までの19名でした。

ゲームでペアを作ることからスタート。友だち同士でペアにならないよう調整がされました。組んだペアで、自己紹介をし、更に「変身するとしたら、ライオンサイズのハムスターになりたいか、ハムスターサイズのライオンになりたいか」を理由とともに話し合いました。多くのペアが、学年や性別をまたがって組む中、上手なアイスブレイクのお陰で和やかな雰囲気で会話も弾んでいました。

まずは、それぞれが本セミナーに参加をした理由をシェアしました。そして、「チェンジメーカーになろう」という本セミナーのテーマが発表されました。自分が動けば社会は変えられる・Everyone a changemaker(誰もがチェンジメーカーである)というアショカのビジョンが紹介され、「おかしいな」「嫌だな」と思っていることをどうしたら変えられるか、自分に何ができるかを考える場にしようと伝えられました。ルールは「心の声に耳を傾ける」こと。そして「皆がこうしているから」や「かっこよく見られたいから」ではなく、自分がどうしたいのかを考えること。

第一歩として、各自が思う「社会問題」を発表すると、格差や温暖化、年金の問題などが挙がりました。しかし、芦田さんから「それに本気で取り組みたいか考えてみて」と言われると、多くの生徒が考え込んでいるようでした。

その後、アショカの支援を受けて活動を行った二名のユースベンチャーのビデオを見て、感想を言い合いました。活動開始時に中2、高1と同年代であったこともあり、生徒たちは刺激を受けているようでした。
ビデオを見た後、改めて、社会問題の中でも、自分が本気で変えたいと思っていることを見つけるという作業を行いました。「今苦しいこと」「過去に苦しんだこと」「周りの人が辛い思いをしていること」「違和感」などをきっかけとして考えるようアドバイスが送られました。それぞれが変えたいと思う問題について、どのような違和感を持っているのかをペアで話し合いました。


最後に、全員で円になり、それぞれが選んだ問題に取り組む「最初の一歩」を宣言しました。始めに挙げられた社会問題に比べ、より身近な問題が挙げられました。7月にはオンラインでのフォローアップセッションも開催していただくなど、丁寧に対応していただきました。熱心にユースベンチャーの養成に取り組んでいる芦田さんへの感謝と今後の益々のご活躍を祈念いたします。