第8回 東京大学研究セミナー2025を開催しました

1月25日(土)、恒例の東京大学研究セミナーを開催しました。当日は田村記念講堂を会場に生徒・保護者約220名が聴講をいたしました。今年のテーマは「東大を卒業して10年、今の私の立ち位置は!」をテーマにして、ちょうど、東京大学の学部を卒業して10年となる卒業生3名(27期生)を講師にお招きして、それぞれの立ち位置の紹介のセミナーとパネルディスカッションを行いました。以下、当日のセミナーの様子を紹介いたします。

◎ 人生の転機:渋幕、そして東大  国立環境研究所・資源環境領域特別研究員 工学博士 山本悠久さん
ご紹介いただきました山本悠久と申します。2012年に渋谷幕張高校を卒業して、東京大学の理科一類に入学いたしました。中高の部活はテニス部に所属し、留学生の受け入れや海外研修等にも積極的に参加しました。大学受験では一切予備校に行かず、渋幕の授業だけで対応しました。本日は東大での生活と、東大を出てからの生活の二部に分けてお話をいたします。

◆ 東京大学での生活
私の父親が電力会社で原子力エネルギーの研究に携わっていた関係で理系に進んで大学院まで行くことは当たり前に考えていました。そしてノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ氏の「モッタイナイキャンペーン」や、地球温暖化防止のための京都議定書などの話題に関心を惹かれ、漠然とですが地球環境問題やごみやリサイクルに興味を持つようになり、それを大学での学びのテーマにしたいと考えるようになりました。
 東大に入学後は、まずは教養課程で様々な授業を受けました。「環境物質科学」や「教育臨床心理学」など、文理を問わず関心のある授業を選択して学ぶことができました。その後の進振り(進路振り分け)で、迷いましたが、工学部システム創成学部環境・エネルギーシステムコースに進学しました。3年の後期には研究プロジェクトを行う授業に参加し、一般の人々のゴミの分別問題やリサイクルをアンケートによって考える授業を経験して、それまでリサイクルを効率的に行う技術開発の研究しか頭になかったので新しい発見が出来ました。修士課程に入ってからは将来、リサイクルなどの環境政策に携わることを志望して、環境省や環境行政に関係するシンクタンク、コンサルなどのインターンシップに参加しました。研究もしたいと考えて国際学会などでも発表を行い、ポスター賞を受賞し、もしかしたら研究にも向いていると勝手に思い込んだりしました。こうして経歴を振り返って見ると、強い決意をもって取り組んだ進路ではなかったものもありましたが、結果として、渋幕・東大のどちらも多様な選択肢を用意してくれたことで楽しい、自分の心惹かれる進路にたどり着くことができました。
◆ 研究について
ここから私の研究についてお話しします。私は環境問題、その中でも特に、廃棄物処理と資源循環を研究テーマとしています。近年はSDG’S等、環境問題への関心が高まっていますが、その中で地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)、そして3つの地球環境の危機が言われています。それは、気候危機・生物的多様性の損失・汚染です。解決のためには、炭素中立(カーボン・ニュートラル)、自然再興(ネイチャー・ポジティブ)、循環経済(サーキュラー・エコノミー)という人間社会の見直しのアクションが肝要になります。この20年を比較すると物質消費量は減少し循環利用量は増加してきましたが進度はまだまだ鈍いです。社会をリニアエコノミー(線型経済)からサーキュラーエコノミー(循環経済)に変えなくてはなりません。
 私の所属していた東大のシステム創成学科には3つのコースがあり、私はその中の環境・エネルギーシステムコースの村上研究室に所属していました。そこでは資源制約に負けないためのサーキュラーエコノミーなどの概念を取り込んだ社会システムの設計とその評価をテーマに研究が行われています。私はそこで消費者行動モデルと社会制度による行動変化について、アンケート調査に基づいた家電製品のリサイクルや、長期使用行動の心理的要因の分析と家電製品の循環の影響の推定などをテーマに研究をしました。
 現在所属する国立自然環境研究所では、生物多様性/気候変動対策/廃棄物処理/福島での環境再生など、環境に関する幅広い研究が行われています。その中で、プラスチックの劣化/埋め立て処分場の物質浄化/リチウムイオンの発火/市町村ゴミのリサイクル率などを研究している、資源循環領域に所属しています。そこで私は、リサイクル制度によるプラスチックシステムの影響の分析を研究テーマとしています。

◆ 今後の展望
環境問題の解決と資源の循環のために消費者の果たす役割は大きいものがあります。気候危機対策のための再生可能エネルギー由来の電気の利用や、資源循環のためのレンタル・リース/リユース/ゴミ分別などが挙げられます。そして過度の負担を消費者に強いることなく、環境にやさしい行動やライフスタイル(ナッジ)や、製品やサービス、そして産業システム全体も変える必要があります。そのための研究を個人的には進めていきたいと考えています。
日本の研究の状況ですが、世界大学ランキングによれば、国別では10位、東京大学単独では28位です。Nature Index(論文のインパクト)でも世界5位になっています。研究力の低下が問題視されていますが、一定の研究力は維持されており、悲観しすぎず、研究を続けることが重要だと思います。最後に研究者という仕事ですが、そのメリットとしては、自分の好奇心に従った仕事ができる、時間の使い方が比較的自由である、国際的な環境に身を置くことができるといったことが挙げられます。デメリットは、研究者という仕事に就くまでの 時間がどうしても長いということがあります。将来的に研究者や博士人材はより多く求められています。皆さんにも是非進路の一つとして考えて欲しいです。私のお話しは以上です。ありがとうございました。

◎ 「社会人」として生きる! 大手事務機器メーカー勤務 黒羽みずきさん
◆ なぜ東大に
27期生の黒羽みずきと申します。私は渋谷幕張高校を卒業して東京大学の理科一類に入学、工学部の応用化学科に進み、大学院でも応用化学を専攻しました。その後、事務機器メーカーに入社し、プリンターの設計開発を担当しています。渋幕では中高6年間吹奏楽部に所属しクラリネットを担当しました。渋幕の生活でよかったことは、社会や国語の授業などで深く学べたことや、オペラや歌舞伎鑑賞などの課外活動の充実がありました。そして女子だからというジェンダーを理由とした差別を感じたことはほとんどありませんでした。次は進路について、まず化学を学ぼうと決めた理由ですが、両親も理系で家族に理系が多かった事と、千葉大学のオープンキャンパスに行って機能性材料に関する展示を見て関心をもったことがあります。東大に行こうと思ったのは、まず学費が比較的安い、家から近い、部活などの多くの先輩が進学していることがあります。さらに東大の「高校生のための金曜講座」に参加して駒場キャンパスに行って、建物がかっこよかったことや、先輩もいて頑張れば入学できると思ったことがありました。東大は渋幕生にとってはある意味で無難な選択だと思います。そして、その後の進路も私にとって希望に添ったものになりました。

◆ 東大での学びと課外活動
東大での学びですが、基礎教養の授業では難しい必修科目や、取りたい授業が重なったりするなど大変でした。文系の授業にも潜り込んだりしました。進路振り分けでは文転も考えましたが、専門分野を武器にしたいと思い、理系の方がそれをしやすいと思ったので理系に留まりました。2-3年の授業は週3回くらい実験がありました。3年生の工場見学では中国地方の工場を見学しました。4年生で研究室に配属され卒論の研究を行いました。卒論のテーマは分子と金属イオンが規則的に配列した構造を保護する研究でした。そして大学院では、駒場の生産技術研究所の研究室に変わりました。研究分野は「光化学」。修士論文のテーマは分子の集合体の構造を機械的に制御し、それを光化学により検証する研究でした。大学院で研究のプロセスを経験したことは、会社での仕事にも大変役に立っています。
次は東大での課外活動のお話しですが、まずは海外旅行で一人旅も含めていろいろな所に行きました。そしてサークルですが、東大歌劇団というオペラのサークルに所属し、クラリネットの演奏や合唱をしました。学部の1-2年では学友会という学生自治団体の役員をやりました。2015年に東大の「学事暦」の変更があった際には、学生や教職員からの反対意見を伝えたりしました。学生も大学や社会を構成する一員であることを意識して行動しました。

◆ 仕事について
私は現在、事務機器メーカーでプリンターの設計開発をしています。入社7年目になります。就職するにあたっては、ものづくりの仕事がしたいことと、大学、大学院で学んだ専門性を生かすことを考えて決めました。設計開発という仕事は、化学に限らない、様々な技術の集合体であり、大学で学んでこなかった新しい分野の知識も必要です。私も就職してから新たにプログラミングの技術を学びました。高校や大学でいろいろな知識を吸収しておくとよいと思います。そして実際に問題(目標と現状のギャップ)が発生した場合、それをいかに解決するかのプロセスが大事だと考えています。さらに学生自治に関わった経験から労働組合の活動も行っています。社会における労働問題(格差・差別・ハラスメントなど)の解決には、政治とともに、各職場での取り組みが必要だと考えています。最後に皆さんへのメッセージです。1.今は「将来の夢」がなくても大丈夫 ⇒ 色々なことに取り組んでいるうちに、自然と自分の軸が収束していきます。2.やりたいこと、やるべきと思うことが見つかったら、勇気を出して行動してみよう ⇒ 自分で考えて行動するのが一番楽しい。3.将来を考えるときに、働いてお金をもらうことだけを考えなくてもいい ⇒ 「社会人」は会社などで働いている人だけではないと思います。社会全体、地域、家族や友人関係の中で、したい事や果たしたい役割についても考えてみて下さい。私の話はこれで終わりにします。ありがとうございました。

◎ リターンを得るために適切なリスクを取る  大和証券株式会社 小嶋洋平さん
皆さんこんにちは27期生の小嶋洋平と申します。2012年に渋幕を卒業して、一年浪人して理科Ⅰ類に入学して、進振りでは理学部天文学科に進学、大学院は工学系研究科物理工学専攻に進みました。現在は大和証券株式会社に勤めています。いきなりですが、皆さんに一つ考えてもらいたいことがあります。コインを投げて、表なら100円もらえる、裏なら何ももらえないというゲームのフェアな参加費はいくらでしょうか。期待値に基づくなら50円で、そういうように数学に基づいて考えるのが今の私の仕事です。しかし期待値的には50円は適正ですが失敗すると50円損をしてしまうリスクが確かにそこにあります。それで本当に皆さんはゲームに参加するでしょうか? 皆さんはこのリスクをどう考えるでしょうか。

◆ どうして東大を目指したか
高校時代の成績は中の上くらいでした。当時家にあったNewtonという科学雑誌を見て、何となく宇宙は面白そうと考えましたが、職業にするという実感は持てず、理系、文系どちらにも決めることが出来ませんでした。そんな時、進路の相談をした先生から、「東大だったら入学する時に理系か文系か決めなくてもよい」という話を聞いて東大を受験しました。しかし結果は不合格。その時に浪人をすべきかどうかを「やりたいこと」と「リスク」を比較して考えてみました。結果、東大を落ちたのが悔しい気持ちがとても強くて、見返すためにもう一度東大を目指すことを選びました。浪人生活はとても辛かったですが、友達もいて何とか合格をすることができました。
◇ 東京大学での学び
1、2年の教養課程では、語学やプログラミング等、様々な勉強ができました。専門課程は、結局自分の興味は変わらずに理学部の天文学科に進みました。日本では天文学科は少なく、東大でも一学年10名くらいしかいません。でも一流の先生と施設が用意されています。木曽にある東大観測所での実習や、インターンとして参加したハワイのマウナケア山にある国立天文台の天文観測所では、「すばる望遠鏡」を動かす経験もできました。
そして、確かに宇宙の研究にはロマンがありましたが、もっと身近に影響を与える研究をしてみたくて別の分野の大学院に行くことにしました。その時も「やりたいこと」と「リスク」を比較してみました。そして新しい分野に行ってついていけるのか、研究者として将来やっていけるかなどの「リスク」を考えました。結果、博士号をまずは取ることを目的に、就職については、東大を出れば何とかなるだろうとの楽観的な気持ちで、二十代のうちは、思いっきり研究に励むことにしました。
大学院は物理工学科で量子コンピューターの研究開発を行いました。量子コンピューターは量子力学の原理で動くコンピューターで、現状のスーパーコンピューター以上の計算力があり、物流や創薬、金融などでの応用が期待されています。研究室では小規模の量子コンピューターで実験したり、実験系の構築などをしました。こうして博士号も取得し、研究はとても楽しかったのですが、どうしても研究者になることはリスクとリターンが合わないと思い、就職をすることを考えました。そこで応用の期待が持たれている金融業界に注目をしました。

◆ 現在の仕事について
そして今は大和証券株式会社に勤めています。金融の市場は3つあって、その1つが、国や企業が資金を調達するための発行市場。2つ目が皆さん(機関投資家)が投資を行う流通市場。3つ目にそのやり取りを行う金融資本市場があります。証券会社はこの市場間の取引を公平に行って経済を発展させる役割を担っています。そして証券会社には営業マン/トレーダー/商品開発などいろいろな人がいます。私はその中で、デリバティブ・クオンツという仕事をしています。デリバティブ(派生)というのは、「ある資産の将来の価格によって価値の決まる金融商品」を言います。そしてクオンツ(定量的)というのは「投資において数学的手法で分析する職種」を言います。例えば40.000円の株を買って、1年後に40.000円以上になっても40.000円で買えるとします。41.000円になれば1.000円儲かります。
逆に、40.000円を下回ったら何も貰えないとします。この条件の金融商品の価格をいくらにすればよいかを、微分方程式などの数学を用いて適切な利益を還元できるように、適正な価格を決める仕事をしています。
◆ これまでのキャリアから考える
これまでの自分のキャリアを振り返って見ると、天文学から物理工学、さらには金融工学と自分のやりたいことができたらシフトチェンジしてきました。でも1つ1つに真剣に取り組んでいれば、得た知識や経験は将来必ず生かことができます。私が天文学で学んだ数値シミュレーションは、今の金融の仕事でも役立っています。
これは投資におけるリスクとリターンの関係を著したグラフです。ここで見えることは、大きなリターンを得るためには相応なリスクが必要であるということです。投資と人生は似ていて、人生においてもリターンを得るにはある程度のリスクを取る必要があると思います。ただし、人生には3つの立ち位置があると思います。1つ目のコンフォートゾーンは、自分ができる範囲でしか行動せず、快適ですがリターンは少なく成長もできないゾーンです。2つ目のラーニングゾーンは、ちょっとチャレンジングで、ミスをすればそれなりのリスクを負うかもしれませんが挑戦はすべきと考えるゾーンです。そして3つ目のパニックゾーンは、自分にとってのリスクが大きすぎるゾーンです。私に例えれば、研究者になることはこのパニックゾーンに踏み入れるということでした。皆さんもあくまで適切なリスクというのを取ってもらいたいです。ただしよく考えてみると投資と人生は違います。投資は株を買って、後は動きを見ているだけで自分ではどうすることもできません。でも人生は自分の努力で期待値を上げることができるのです。
最後に私なりにまとめをしてみます。
・リスクとリターンを把握しよう
・リターンを得るために適切なリスクをとろう
・リターンを得るために全力で取り組もう
リスクをリターンで考えるという事は1つのツールだと考えてください。最終的な判断は自分自身でよいのではないかと思います。ありがとうございました。

■ パネルディスカッション
講演に続いて、3名の講師をパネラーとして、井上進路部顧問をファシリテーターにパネルディスカッションを行いました。

Q1 東大に入学して良かったことは何ですか。また逆の経験があれば教えてください。
山 本 → 入学をしてから学部を決定するまでに考える時間があるのはとても良かったです。逆に東大が良くて博士課程が終わるまで外に出られなかったことが損した事だったかもしれません。
黒 羽 → 社会に出て東大卒というだけで信頼してもらえるということがあります。デメリットですが、私は理科Ⅰ類だったのですが、約1000名中に女子が70名位しかいなくて、女子がいるという前提で出来ていないという事を感じたことがありました。
小 嶋 → 研究のための設備や機材がとても充実していて、予算も含めてレベルの高い研究をできたことがあります。

Q2 多様性が求められる時代と言われています。どんな変化を感じていますか。
黒 羽 → 起業では多様性が進むとイノベーションが起こりやすいと肯定的に考えられています。一方では多数派への攻撃だという反感もあったりして、これをどうなのかと最近考えています。
小 嶋 → 私の部署は職務上、元々理系出身の人が多かったのですが、最近は中途採用や営業などからの来る人も増えてインタラクションが進み、ビジネスの内容が広がっています。
山 本 → 最近は職場でも研究室でも外国籍の人が増えてきていますが、それをサポートする体制が間に合っていない気がしています。女性の研究者は分野によりますがまだ比率は低いです。その是正のために私がすべきことは何か悩んでいます。

Q3 グローバル化やAI、Chat GPT等の発展など、変化の激しいこれからの社会(VUCAの時代)で生き抜いていくために必要な力は何だと思いますか?
小 嶋 → AIのような新しいものが現れた時に、偏見や恐れを持つのではなく試してみることが大事だと思っています。私の会社でも全社員に性能の良いチャットGPTが支給されていますが、それを積極的に試すことで研究成果を出している若手の社員もいたりします。
山 本 → 人との関わりから価値が生まれていくことになると思うので、家族や親しい人たちとの関わりを大切にするとともに、グローバル化による多国籍の方々などとの人間関係を作る力(コミュニケーション能力など)が一層大事になると思います。
黒 羽 → 今の仕事から新しい分野に挑戦することになった時、精神的に辛くなることもあると思いますが、そういった場合は周囲の人とのコミュニケーションが重要だと思っています。

Q4 トランプ大統領が新たに大統領になり、「アメリカ ファースト」を唱えて世界が混乱しています。世界から日本に投げかけられている課題は何だと思いますか?
山 本 → パリ協定からのアメリカの離脱や資源の採掘問題などに、企業がどのように追従するかはまだ見えていません。だだ、日本やヨーロッパについては、環境問題を重視する姿勢は変わらないので、そこは楽観的に見たいと思います。今回の結果は、自分たちの周辺の問題を軽視してきたのではないか、ということを示唆していると考えています。世界全体の問題への関心は持ち続けつつも身近な問題への対応が改めて大事だと考えています。
黒 羽 → トランプ現象については、日本社会の中にもそういう考え方の人はいるのかもしれません。社会の動きが複雑になり正しい情報の収集が大切だと考えます。教育の力も大きいのではと思います。
小 嶋 →  関税や輸出制限など経済的な影響は大きいとは思います。私の会社の中でも部署によって影響が違い、部署相互の関係性が大切だと思いました。

Q5 将来のために、今、中高生時代にやっておくとよいことは何でしょうか? そして、渋幕生に期待があれば是非伝えてくれますか。 
黒 羽 → 自戒を込めてですが、友達とたくさん話をして、友達の困っている事に気づいてあげて欲しいと思います。話してみることが大事だと思います。
小 嶋 → いわゆる学生生活は高校生が最後です。行事などにしっかりと取り組んで、十二分に楽しんでもらいたいです。
山 本 → 何かをやり遂げた経験が、社会の変化へ適応しようと行動するときのべースや自信になるので、部活とか学習の課題とかをしっかりやり遂げて自信をつけてもらいたいと思います。

※こうして、今回も3時間を超えるセミナーになりました。講師の皆さんのお話しは、参加した生徒にとってとても貴重な内容でありました。本校生徒のために素晴らしい講演を実施いただいた3名の皆様に心より感謝を申し上げます。今後の益々のご活躍を祈念申し上げます。

田村哲夫学園長も聴講されました