国連ハビタットシリア代表高林博史さんの特別セミナー

本校9期生の国連ハビタットシリア代表高林博史さんが「世界の不条理を知性でハックする」というタイトルで特別セミナーを開いてくれました。副題は「紛争で荒廃したシリアで挑む正解のない「国家再建」という課題」です。

紛争地の復興には「TRIPLE NEXUS」(「人道/Humanitarian」、「開発/Development」、「平和/Peace」)が不可欠であるという考え方がある。(なぜ、紛争地の支援という仕事を選んだのかという問いに対して)そこにもっとも支援を必要をする人がいるからであり、自己犠牲ではない、今の職務しかできない経験をさせてもらっている。特に紛争地では全人格を使って働くことが求められる。日本人であることは世界で武器になる、これは戦後奇跡的な復興を遂げ途上国を支援してきた先人からの遺産であるから大切にしていかなければならない。日本人であることの幸福を今一度考えよう、今世界はこれまでの価値観が揺らいでいるが、新しい価値観は新しい世代が作っていかなければならない、と話されました。

今回のセミナーのため、高林さんはシリアから陸路でアンマンに移動し、まだ運航されているヨルダン航空を使って帰国されたそうです。また4月初旬にはシリアに戻られるとのこと。ご無事であることを願うばかりです。