令和4年度卒業式

吹奏楽部の「威風堂々」に誘われて卒業生が入場し、令和4年度卒業式が始まりました。吹奏楽部の演奏により卒業式の幕が上がるのは実に3年ぶりです。
校長式辞では、困難な3年間だったが今日立派に卒業を迎える349名に心から祝意と敬意を表したい、今年度より校長に就任した私にとっての1期生である君たちへ二つのことを伝えたい、ひとつは自調自考、AIが益々進化する時代だからこそ自分で考え判断し行動する力が一層求められる、自分を深く理解することで人生は豊かになる、もうひとつはこれから出会う人との交流を大切に、そして戦争や災害が今、現実として存在する世界だからこそ創造力と想像力をたくましくしてほしい、人を思いやる力は自分を幸せにし、人とかかわることで大切なことをきっと見つけられる、とお祝いの言葉を手向けられました。
学園長告辞では、本校1期生に学年主任を務めてもらった本学年の卒業式を特別な思いで見つめている、自分にしかないいいところがあるというのは間違いのない事実である、ソクラテスの「汝、自身を知れ」という言葉はこのことを言い当てている、自分を知ることで人生は豊かになり、混沌とするこれからの社会においても人生の手掛かりになるだろう、とはなむけの言葉を贈られました。

疾風に勁草を知る―力強く歩む君たちに私たちも勇気づけられてきました。ご卒業、おめでとう。