2月27日 (水) 開校記念講演会

株式会社ユーグレナ代表取締役社長出雲充先生を講演者にお招きして開校記念講演会を開催いたしました。当日は「僕はミドリムシで世界を救うことに決めました」という演題でお話し頂きました。
大学2年の夏休みに1ヶ月を過ごしたバングラデシュで、のちにノーベル平和賞を受賞されたムハマド・ユヌス氏と出会い、グラミンバンクで働いたことが演題の強い意志に繋がっていること。創業当初営業を断られた際、「(ミドリムシなんて)聞いたことがないから協力できない」という理由がよく上げられたが、その旧態然とした考え方こそ、今の日本の閉そく感の原因があること。たとえ成功確率が1%であったとしても459回挑戦すれば99%の確率で成功する、つまり試行回数と科学技術の積こそイノベーションの源であること。今世界で一番不足しているのは起業家魂であること、などを熱く語っていただきました。「どうしたらゴールまで続けられるのか」の問いについては、「メンターとアンカー、つまり尊敬できる先生や先輩と、初心を思い出させてくれる手紙やおまもりなどがあれば何度でも頑張れる」と答えていただくとともに、「富士山を目指さなくてはいけない、居心地がいいところから飛び出してこそ得難い経験をすることができる」と最後の1秒まで生徒たちを励ましていただきました。
講演が終わっても、質問したい生徒が講堂の出口からお車まで列をなし、実際に校門を出られたのは講演終了後の30分あとでした。それでも笑顔を絶やさず、最後まで熱く生徒たちに対応し、応援をいただいた出雲様には感謝の言葉以外にありません。