38期生最後の学園長講話

今年も高3生最後の学園長講話の日を迎えました。渋谷幕張の生徒は6年間、もしくは3年間をかけてこの学園長講話(昨年度までは校長講話の名称)の中で、有史以来人類が積み上げてきた叡智のようなものを学びます。
最後の講話は、学園長の旅立つ卒業生への思いと6年間乃至は3年間の講話のまとめがこれでもかというほどに詰み込まれますので、毎年予定終了時刻を大幅に超えてしまいます。大学へ行く意義とは、中高時代にリベラルアーツを学ぶということ、価値観の違いの中でも認め合うこと、AIがさらに進んだ時代の人間の存在、自分の人生を生きるということ。学園長の話は、いつにも増して止まることを知りませんでした。
最後に、ベートーヴェン「交響曲第九」の『歓喜の歌』が流れ、シラーがその詞の中に託し、ベートーベンがその詞に曲を付した「自由の喜び」が学園長より卒業が近づく高3生に贈られました。