令和6年度前期地区別保護者懇談会

ようやく梅雨に入った最初の日曜日、地区別保護者懇談会が開催されました。開校時から継続されているこの会は、保護者と直接お話する機会を設けたいという前校長(現学園長)の意向から始まりました。元々は各地区ごとに開催されていましたので現在もこの名称が使用されています。

現在の地区別保護者懇談会は、学園長と校長の部、卒業生の部(講演会、または座談会)、地区別親睦会の3部構成となっています。学園長は、映画『オッペンハイマー』とスウェーデンのヴァーサ号博物館を引き合いに、人間の知識は完全でなく能力にも限界がある、だから人間がどのような存在であるかを常に問い続けることが大切である、と話されました。校長は1学期の学校の様子をお話されました。
卒業生の部では、5期卒業生(1990年卒)の長野宏美様にご講演をいただきました。長野様は卒業後プロテニスプレイヤーとして活動され、現在は毎日新聞社の記者、テニス協会の理事としてご活躍されています。テニスを通じて広がった世界、高校進学での渋幕という選択、渋幕で育まれた海外や未知の世界へのワクワクした気持ち、挑戦して失敗することの大切さ、マルチタスクの意味・リベラルアーツの重要性などなど、貴重なお話をたくさんいただきました。