渋幕図書館の展示スペースにてアジア経済研究所図書館の出張展示企画「アジ研の研究を通じてアジアを知ろう」が始まりました。渋幕から徒歩15分ほどの場所に位置するアジア経済研究所（通称アジ研）は新興国・途上国を研究対象とする社会科学系研究機関の中では世界最大規模を誇る研究機関です。開発途上国研究の資料・情報センターとして研究活動を資料面からサポートするアジア経済研究所図書館は、アジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカ等に関する社会科学分野の資料を所蔵する専門図書館で、蔵書は70万冊を超えています。
以前からアジア経済研究所の皆様にはGLFCセミナーなどを通して本校生徒に様々な講演をいただいておりましたが、今回は図書館としてアジ研の図書館の本をお借りして展示企画を行わせていただく運びとなりました。本企画ではアジ研が研究対象とする国の中でも、アジア、特に高校2年生の研修旅行先の1つである中国や、高校1・2年生の希望者を対象とした短期海外研修の行き先であるインド・ベトナム・シンガポールを中心として、アジ研の研究成果である本や雑誌を渋幕図書館内で展示しています。
本展示企画を通して本校生徒の開発途上国についての関心が高まることを期待するとともに、アジア経済研究所図書館は広く一般に公開されている図書館であるので、本校生徒によるアジア経済研究所図書館のより積極的な利用を後押しできればと思います。