2月27日(水) フーコーの振り子(動画掲載)

 中学棟ホールの「フーコーの振り子」のメンテナンス工事が完了し、振り子が鮮やかに蘇りました。
 「フーコーの振り子」は中学棟の竣工時(1986年)からあったものですが、繊細なツールであるため維持が難しくうまく作動していない状態が続いていました。
 今回、35期卒業生の卒業記念品としてメンテナンス工事を行っていただきました。リニュ―アルされた台座の円盤には、MAKUHARIを中心に正距正方位図法により全世界が描き出されています。振り子は、幕張の緯度だと理論的には1時間に8.7度程度回転していきます。このハイテク「フーコーの振り子」は支点の箇所にバネが備えられており、振り子の動きが矯正されて楕円の形とならないため、3、4時間は優に動き続けます。ゆったりとした振り子の動きに、地球の自転だけでなく、世界の広がりをも感じることができます。

実演(寄り)
ナイフエッジ機構
楕円修正機構