月食観望会

89年ぶりの「ほぼ皆既」の部分月食となった11月19日、高校天文部・中学校科学部の生徒が月食観望会を催してくれました。屋上天文台の望遠鏡の映す画像が、リアルタイムで一階のピロティ(図書館と校舎玄関を結ぶ一画)の白壁に映し出されました。また、口径5cmの望遠鏡が50台準備され、第二グラウンドで300名近い生徒たちと先生方が、太陽と地球と月が織りなす秋夜のロマンを楽しみました。月食に先立って、今が見頃の三惑星(金星、木星、土星)のライブ中継も行われ、大好評でした。なお、天文台の望遠鏡は、昨年度の36期卒業生から卒業記念としてご寄付いただいたものです。おかげで、言葉で言い表わせないほどの楽しいひと時を過ごすことができました。

観望会の始まりは金星の映像からでした。
土星です。環がはっきりと見えます。
木星です。周りの小さな光点はその衛星です。
まさに月食。光っていない下部は、目視では見えない部分です。
生徒も先生も。
観望会の舞台裏。こうやって天文部の生徒が天文台の中から映像を送りだしてくれていました。
第2グラウンドでは50個のハンディ望遠鏡が用意され、それぞれの秋夜を楽しみました。
講堂の上の月食