2020年3月2日2020年3月3日 自調自考を考える 3月2日(月) 「自調自考」を考える 第325号三月、弥生。歳時記によると、この時期は雨水とも呼ばれ、降る雪が雨へと変わり、氷が解け出すころ。農耕の準備がはじまる。 雨水、草木萌え動くとある。緑あざやかな菜花は春の訪れを告げる。因みに菜花は千葉県の県花になっている。古来、私達日本人は自然の季節の変化を敏感に感じとり楽しむ文化を育ててきた。 春の野にすみ…
2020年1月8日2020年1月8日 自調自考を考える 1月8日(水) 「自調自考」を考える 第324号 二千二拾年 令和二年、暦注の干支で庚子の年を迎える。 庚は十干の七番目。結実、形成、陰化の段階を示すと云われ、子は十二支の一番目。子孫繁栄、世代引継ぎで循環していくことで永遠が保たれることを表わす。 中国古代(紀元前十七世紀ごろ)の哲理として陰陽五行説(万物を陰と陽の二要素に分け、加えて「木火土金水」の…
2019年12月23日2019年12月28日 自調自考を考える 12月23日(月) 「自調自考」を考える 第323号二学期が終了する。学校は冬期休暇に入る。短期間ではあるが、年が改まる大切な時期。新しい年を迎え、有益有効な計画を立ててしっかりとすごしてほしい。 冬の季語(連歌・俳句・俳諧などに詠みこまれて、その句の季節を示すための特に規定された語。鶯を春、金魚を夏とする類)では、冬を三つに分けて使う。冬全体にわたるのは三…
2019年11月15日2019年11月8日 自調自考を考える 11月15日(金) 「自調自考」を考える 第322号 十一月、霜月。立冬金盞(きんせん)香し。金盞は金色の杯を意味し、黄色い冠をいただく水仙の別名。秋は突然にやって来る。蒸暑さがなくなり、乾いた空気が花々の発する芳香を運ぶ。心持良い季節の到来である。 平安時代には「菊の節句」とも云う重陽の日に「菊のきせ綿(わた)」なる行事があった。『枕草子』や『紫式部日記』…
2019年10月4日2019年9月30日 自調自考を考える 10月4日(金) 「自調自考」を考える 第321号 九月、長月。日本の七十二候によると「白露鶺鴒鳴く」次候の時期。日本書紀にも登場する日本古来より親しまれている尾の長い小鳥の鳴く時期。学校では一学期のスポーツフェスティバルと対になる文化祭=槐祭=を迎える。 今年のテーマは「Iʼm fine ENJU?」。テーマには「多様な視点を持った」「もう一度誰もが来た…
2019年7月23日2019年7月19日 自調自考を考える 7月23日(火) 「自調自考」を考える 第320号 六月、水無月。七月、文月。 明治五(1872)年に「改暦の詔書」が出される迄、日本では季節の移ろいを細やかに取り入れた二十四節気と七十二候という旧暦(太陰太陽暦)が長い間親しまれてきた。 旧暦によれば、芒種、夏至、小暑、大暑の季節が続く。学校は小暑鷹乃学を習う。土用入りのころ夏休みに入る。旬の行事である…
2019年6月11日2019年6月12日 自調自考を考える 6月11日(火) 「自調自考」を考える 第319号新しい「自調自考生」中学297名、高校50名を迎え、渋谷幕張中学・高校の新学年が始まっている。 五月立夏(りっか)、小満(しょうまん)、芒種(ぼうしゅ)と季節は移り、元号は「令和」と改元された。 第126代徳仁(なるひと)天皇即位。元号とは年に付ける称号のこと。世界初の元号は、中国、前漢の武帝が紀元前2世紀に…
2019年4月9日2019年4月10日 自調自考を考える 4月8日(月) 「自調自考」を考える 第318号四月、卯月。清明、全てのものが清らかで生き生きとするころ。 若葉萌え、花咲き、鳥が歌う、生命が輝く季節の到来。入学式が挙行され、玄鳥至り、鴻雁北へかえる時期。 目には青葉山郭公はつ鰹 山口素堂 大陸の東端と西端で温帯の日本と英国を比較すると地形、風土の違いにより、動植物の種類の数は圧倒的に日本が多い。そ…
2019年3月23日2019年3月27日 自調自考を考える 3月23日(土) 「自調自考」を考える 第317号三月、弥生(やよい)。この時期、学校は三十四期生を送り出し、新入生を迎える。旧暦(太陰太陽暦のこと。アジア地区では現在でも使われている。明治五年、「改暦の詔書」により日本では太陽暦に改められている。)では、春分次候、桜(さくら)始(はじめて)開(ひらく)になる。 古来より日本人は桜を愛(め)で、多くの歌が残さ…
2019年3月1日2019年3月27日 自調自考を考える 3月1日(金) 「自調自考」を考える 第316号三月、弥生。二十 四節気では雨水。次第に和らぐ陽光の下、草木が芽吹き出すころ。冬の間に蓄えていた生命の息吹きが外へ現われはじめる季節。まことに卒業式を祝うにふさわしい。雨水のこの時期、雨を木の芽起こしといい、催花雨とも木の芽萌やしとも。万葉集巻八、巻十を開くと、春の雑歌からはじまる。そこには野の草花を見つめ、…