2021年3月25日2021年3月27日 自調自考を考える 「自調自考」を考える 第335号弥生。春分旧暦七十二候では初候、雀始めて巣くう。一年の季節の始まり春に因んで、一日の始まりを春暁と云う。万葉時代には、暁は「あかとき」と云い、平安以降、「あかつき」に変わったとか。 『万葉集』巻八春の雑歌に、山部宿禰赤人の歌がある。 明日よりは春菜摘まむと標めし野に 昨日も今日も雪は降りつつ 私達は、…
2021年3月2日2021年3月2日 自調自考を考える 「自調自考」を考える 第334号 三月、弥生。この時期、学校は三十六期生を送り、新入生を迎える準備に忙しい。 季節は、春、雨水末候、草木萌え動く(冬の間に蓄えていた生命の息吹が外に現れはじめる)。雨水のこの時期に降る雨を、木の芽起こし、催花雨という。春の訪れを告げる緑黄色の花、菜花が目立ちだす。 春はあけぼの、やうやう白くなりゆく山ぎは…
2021年1月7日2021年1月8日 自調自考を考える 「自調自考」を考える 第333号二千二拾壱年、令和三年、暦注の干支で辛丑の年を迎える。干支は東洋思想(中国由来)が生み出した未来に起きる出来事を知る為の暦のシステムである。 十干と十二支(自然と生命)の組み合わせに、陰陽五行思想の考えを入れ未来を予言する。今年の干支「辛丑」は「思い悩みながら衰退しつつ、新しい生命の息吹が生まれ、堅実で強い…
2020年12月24日2020年12月25日 自調自考を考える 「自調自考」を考える 第332号 二学期が終了する。短期間ではあるが、年の改まる冬期休暇。有益有効な計画を立てて、しっかりとすごしてほしい。 四季豊かな日本では一年を、二十四節気、七十二候と季節によって肌理細かく分け、その変化を感じとって楽しんでいた。初冬、仲冬、晩冬と冬は三つに分け、今頃を仲冬、冬至初候 乃東生と呼び変化を楽しむ。冬至は…
2020年11月13日2020年11月15日 自調自考を考える 「自調自考」を考える第331号立冬。二十四節気では秋分、寒露、霜降と続き、七十二候金盞香しの季節となる。金盞とは金色の杯を意味し、黄色い冠を戴く水仙の別名。思想家柳宗悦が大正時代提唱した民芸運動の目標のひとつは市民の日常生活に美を取り込むことだった。日常生活のなかで、美を実感する積み重ねの経験が、人生を生きる上での欲することや好ましいこと…
2020年10月9日2020年10月9日 自調自考を考える 「自調自考」を考える 第330号九月、長月。七十二候によると白露草露白し。夏休み後に朝夕の涼しさがくっきりと際立つ。この時期、学校では学園祭(槐祭)を迎えるのだが、今年はコロナ禍によって延期中である。春のスポーツフェスティバルも延期。大切な区切りの学校行事である故、何かの形で実現したく、生徒諸君と相談し思案中である。 中学・高校生諸君にとっ…
2020年7月31日2020年7月22日 自調自考を考える 「自調自考」を考える 第329号六月、水無月、七月、文月、八月、葉月。この時期、大暑 土潤いて溽し暑し。旧暦八月一日を八朔と云い、そのころ採れはじめる早稲の穂を知人へ贈る習慣があった。季節は移り変わり、ようやく日常が戻って来るように観ずる。新しい日常である。 新しい感染症COVID-19によって、 世界中が混乱し、学校も四月五月六月と乗り…
2020年6月2日2020年7月22日 自調自考を考える 5月30日「自調自考」を考える 第328号 五月、皐月。小満紅花栄う。小満とは、草木も花々も、虫も鳥も日を浴びて輝きいのちが満ち満ちていくときを意味する。田を耕して水を張り、麦の収穫を終えたのもつかの間、すぐに育てた苗を田植えする季節がやって来る。六月水無月には、大阪の住吉大社での 「住吉の御田植」や伊勢の伊雑宮の竹取神事等の「磯部の御神田」が行われ…
2020年4月15日2020年4月15日 自調自考を考える 4月15日(水) 「自調自考」を考える第327号 四月、卯月。清明、玄鳥至る。東南アジアで冬を過ごした燕は、春とともに数千キロを、海を渡って来る。四月八日は、お釈迦様の生まれた日。灌仏会と云い、花の季節なので誕生を祝う降誕会が花まつりになる。生まれた日に空から甘露の雨が降ったという云い伝えがあることから、浴仏盆に誕生仏を置いて甘茶を注いで祝う。 今年も「…
2020年3月21日2020年3月19日 自調自考を考える 3月21日(土) 「自調自考」を考える第326号三月、弥生、春分。太陽が真東から昇り、真西に沈む日。昼と夜の時間が同じ長さになる時期。 陽気に誘われ、土の中の虫が動き出すころとして二十四節気で啓蟄と云われる季節から、いよいよ春が始まる。 春はあけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎは少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。(清少納言『枕草子』第一段よ…