2016年10月7日2019年1月26日 自調自考を考える 10月7日(金)「自調自考」を考える 第294号 九月、長月。白露初候草露白し。この時期学園は「槐祭」を迎えた。一学期のスポーツフェスティバルと対になる学園文化のお祭りとして最大の行事である。今年は「キャンパスに色を」をテーマとし、「アーティスティックな文化祭」を目指すことになった。グローバル社会という激動期、時代はグローバルコンセンサス(global c…
2016年7月19日2019年1月26日 自調自考を考える 7月19日(火)「自調自考」を考える 第293号 七月、文月。八月、葉月。 季節の移ろいを表わす二十四節気では、この時期を小暑、末候、鷹乃学を習うとして鷹の雛が巣立ちし一人前になる時期と重ねる。 学校は、小暑、大暑、立秋、処暑と云われる季節、夏休みに入る。この時期「子供より親が大事、と思いたい。」で始まる太宰治の最後の作品『桜桃』に因んで「桜桃忌」が…
2016年5月13日2019年1月26日 自調自考を考える 5月13日(金)「自調自考」を考える 第291号 平成二十八年五月、立夏次候、蚯蚓出。 五月、卯月。風薫る候。風薫るは、漢語「薫風」を和訓して作られた。 唐の詩人白楽天(772~846)の「首夏南池独酌詩」、 薫風自南至 吹我池上林 よりとったようだ。「薫風」と書くと、香りが風に乗ってやってくるような気がするが、もとの意はこの詩にあるように「南からの風」…
2016年4月7日2019年1月26日 自調自考を考える 4月7日(木)「自調自考」を考える 第290号 校内報「えんじゅ」の巻頭言として校長先生から生徒への折々のメッセージが送られます。必ず「自調自考生、どう考える」という文言で締められるとおり、格調高く生徒への問題提起が示されます。 四月、卯月。清明初候。玄鳥至。 大陸の東端と西端で温帯の日本と英国を比較すると、その地形・風土の違いからか、動・植物の種類…